《改行表示》16.《ネタバレ》 45年ぶりのリメイク。三女と四女の役回りが変わっていて違和感を感じたけど、こちらの方が原作基準のようですね。'49年版との比較が多くなるけどご容赦を。 その時々に起きるエピソードはゆったりなんだけど、全体的にどこか説明不足感・駆け足感を感じるところは、前作同様に気になったかな。前作はジョーが家を離れてからの後半部分、本作は前半部分に駆け足感を感じました。もし本作を先に観ていたら、'49年版は『ずいぶん前半部分が長いな(約90分)』って思うかも?'49年版を先に観た私は逆に『ずいぶん早く後半に入ったな(約70分)』って。 クリスマスの買い物から朝食のエピソードって、四姉妹それぞれの考え方や好み、姉妹の結束を知る上で重要なパートだと思っていたから、端折られていてびっくり。その代わり失敗エピソードや姉妹喧嘩が生々しく感じるのは、今風な感じ。原稿を燃やすエピソードはショック。 またローリー以外の男性陣の描き方が端折られてる風に感じた。お父さんは突然帰ってくる以外、コレといった出番なし。お父さんの手紙で出てくる-Little Women-“小さなご婦人”が-Girls-“娘たち”に。家庭教師ブルックとメグの関係。教師に手を打たれるエピソード。ローレンス老とピアノが結ぶ友情。むむむ…骨格は一緒だけど肉付きは別物だぞ。 一方でローリーの出番が増えたようで、幼いエイミーとのキスの約束とか、後に繋がる創りが綺麗。…なんだけど、ローリーいつもヘラヘラしてるから、女なら誰にでも同じ事言ってそう。そう思わせない意味でも、エイミーを2人(幼少期キルスティン→成長後サマンサ)にしてるのかなぁ? 私は、セット感が強くて古臭いけど解りやすい前作のほうが好きだけど、舞台劇っぽさを減らし、観る人が共感できるよう、登場人物をより等身大の人間に描いた本作の魅力も捨てがたい。これ、先に観た方を好きになるのかもね? 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-17 11:40:38) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 4姉妹の青春物語、三女と四女が入れ替わったリメイク版。ヒトミの大きなウィノナ・ライダー、少女のようなクレア・デインズ、子役のキルスティン・ダンスト、若きクリスチャン・ベイルなど豪華俳優競演。1949年版と同様に、冗長な前半よりも次女の仕事と恋に変化がある後半の展開に引き込まれた。あらすじが分かってても感動できるハートウォーミングな名作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-03-22 19:53:00) (良:1票) |
14.今から150年ほど前の明治元年に出版された自伝小説の映画化。題名と内容は何となく知っている程度で、こういう話だったのか、中々よくできているなあというのが第一印象。当時のアメリカにおける女性の価値観や立場・扱いが垣間見えて風俗モノとしても興味深い。津田梅子や山川捨松はこういう社会に足を踏み入れたのだなあなどと考えてしまった。4姉妹各々の生き方に人生色々と感じてしまうが、エンディング時点でまだ人生の1/3程度。今後話は学園モノとしてまだまだ続くようで、これから人生の悲哀・試練・その他諸々が待っているんだろう。という点においてはまだ序章に過ぎず、4時間ぐらいかけた長編モノとしての映像化に期待したいところ。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-13 10:40:24) (良:1票) |
13.幼いキルスティン愛くるしすぎる。鼻の形で悩んでいる役柄だが、それよりその鋭い目つきを…。いや、なんでもない。愛してる。しかし月日が流れると、エミーがキルスティンじゃなくなってしまって残念無念。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-09 22:42:53) |
12.黒人も東洋人も登場しない「よき時代」のアメリカ。体罰する学校は「外部」であり、この女たちの城は、ただただ清らかである。悲しみは病気と死であって、これもインセンスを守るため、姉妹の一人がイケニエにされたようなものだろう。前半はいささか退屈だったので、『細雪』や『叫びとささやき』などを考え合わせていたら、看病の床で読む本に「ピクイック氏」が出てきたのには驚いた。『叫びとささやき』でも同じように病人に読んでいた本。つまりいかにもそういう小説なんだろうな。それとも原作にあるのなら、ベルイマンが「若草物語」を引用したということも考えられる。姉妹群像ものが「若草物語」を重ねるってのは、これよりずっと後になるが、NHK朝の連続ドラマ「てるてる家族」ってので、石原さとみ・上野樹里らが四姉妹になったので、近所の金持ちの孫が浪利(なみとし)君といって、ローリーと呼ばれていた。けっこう原型としての「若草物語」は根深く世間に流布しているようなのだ。でこれ、平均的アメリカ白人の心の原風景を知るにはいい作品、カナダの「赤毛のアン」と比べるとプロテスタント臭が若干感じられる。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-04-09 12:06:36) |
11.マーチ夫人がスーザン・サランドンという事で、これまでの目立たない淑女的イメージとは違う破天荒な母親像になるのかと思ったら・・・意外に普通のお母さんでしたねW。この最新版の功績は、↓皆さん既に指摘されてますがローリー役にクリスチャン・ベールを持ってきた事でしょう! 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-25 11:28:25) |
10.たとえ可能でも、これ以上はさして望むことはないといった無難な作品だと思う。原作があまりにも有名ですから安心して観ていられますね。学校の映画鑑賞会なんかで上映するにはもってこいの作品でしょうか。娘役の女優たちがみんな可憐でかわいい。和気あいあいと、いい雰囲気の中で撮影が進んだんじゃないかなと思えるほど、みーんな伸び伸びと開放的な感じで観ていて気持ちいいの。特にウィノナがことのほかノってるように感じた。こんな元気なウィノナは珍しいんじゃないか?「ウィノナ・ライダーと共演してみたかった」というのがガブリエル・バーンの出演理由だそうです。で、共演した感想はどのようなもんなんでしょうね。 【envy】さん 6点(2004-10-08 11:51:59) |
9.何となくこの手の映画が見たいときにはちょうど良い。 【kasumi】さん 6点(2004-08-02 00:53:02) |
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8.《ネタバレ》 原作自体が素晴らしいものなので、よっぽどのことがない限り観るに耐えない映画にはならないはず、そう思って観ましたが、思った通り、普通に良かったです。見事な出来だと絶賛する程でもないけれど、これ位なら充分良いと思います。ただ1つ、クレア・デーンズがどうしても死期の迫った重病人には見えなかった(笑)。ちょっとぽっちゃりしていて、見るからに健康体だったじゃないですか(笑)。これはちょっと突っ込まなきゃ。 【ひのと】さん 6点(2004-02-19 16:57:07) |
7.ガブリエル・バーンがとても良かった。ジョーを見る眼差しはこの人が愛しいという思いに溢れ、「もっといい作品が書ける筈だ」と忠告する姿にジョーの事を心から大切に思っているのを感じた。 |
【ピニョン】さん 6点(2004-01-12 19:42:31) |
5.特に騒ぐほどの欠点もなく、さりとて讃えるほどの素晴らしさもないが、普通に楽しめる普通の作品。何か感動とか際立ったモノを求める人にお勧めしたいとは思わないが、ヒマな午後などにはこういう映画もアリかな、と思える程度。ジョー役にウィノナ・ライダーはかなりオイシかったような気がする。だから何?とか思うタイプの人はやめておいた方がいいかも。 【anemone】さん 6点(2003-11-29 13:17:35) |
4.ジョーと教授との恋愛模様があっさりしすぎていたように思う。ジョーがウィノナってのもなぁんか納得できない。もう少し元気なイメージがほしかった…。でも母親のあの言葉は好きです。(名台詞!) 【西川家】さん 6点(2003-08-19 20:22:34) |
3.「17歳のカルテ」のDVDで予告編見て、面白そうだからかりたのですが、最初の方は面白かったのですが、4年後からが・・・。あの隣の家の男の人は、何か、むかついた・・・。最初の方、けっこう好きだったんだけどなぁ・・・。昔の方も、見てみたいかも。 【法子】さん 6点(2003-06-09 22:01:12) |
2.まあまあな映画でした☆一番印象に残ってるのはクレア・デインズかな。姉たちが楽しんでいるのをただ見ているだけのあの淋しさ・・思わずウルッときちゃいました。 【悠梨】さん 6点(2003-04-16 18:46:14) |
1. ルイーザ・メイ・オルコットの”永遠のベストセラー”とも言うべき超有名な原作、(TVムービーまで含めると)実に8度目の映画化。個人的には1933年のジョージ・キューカー版でのキャサリン・ヘプバーン演じる次女ジョーの印象が余りにも強烈で、ハッキリ言って(名作とされる)1949年のマーヴィン・ルロイ版のジューン・アリスンですらダメだと感じた程なもんで…。ウィノナ・ライダーに恨みはないが、格が違い過ぎて最早比較対象にもなっていないッス!ジリアン・アームストロングって監督サンは全然知らないが、味も素っ気も無いガサツな演出でルロイ版にも遠く及ばぬ出来。原作は一応読んでるみたいだけど、偉大なる諸先輩の旧作版は観ていなかったナ?このカントク。6点! 【へちょちょ】さん 6点(2003-02-03 01:51:04) |