22.《ネタバレ》 ボスニア紛争を題材にした作品は、一般市民の被害に焦点が当てられたものが多いと思いますが、本作品は、国境最前線の無人地帯(ノー・マンズ・ランド)を舞台にした軍人同士のいざこざのお話しなので、銃弾によって、簡単に人が死んだりしますが、湿っぽさがなく、ドライな感じで、悲壮感はあまりないです。主人公も、まあフツーに良さげな人なんだけど、よくよく考えると、これまたフツーに人殺ししちゃってます。シーンのほとんどは、塹壕の中に取り残された主人公のボスニアック兵とセルビア兵とのやりとりで、銃を相手に突きつけて命令していた一方が、気を抜いてるうちに、相手に銃を取られて立場が逆転し、というような展開で、あえて例えるならば、コント赤信号的な脚本です。紛争のバカらしさを皮肉を効かせた苦笑いをまじえて、戯画的に伝えていますが、これは紛争当事国出身の監督だからこそ許される手法だと思います。こういう毛色の変わった反戦映画もよいとは思いますが、少なからぬ脚色があることから、どこまでをリアルとして受け止ればよいか迷うところがあります。どこか、ワンクッション挟んだ感があり、今ひとつ、直接、突き刺さってこなかった気がします。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-05-08 19:26:26) |
《改行表示》21.《ネタバレ》 ネタとしてはありがちだけど戦争の縮図になってるのが面白い。 互いに戦争を始めた原因は相手にあると罵り合い優位な方が従わせる。 悲劇でありコメディ。 【Dry-man】さん [DVD(吹替)] 6点(2020-12-20 23:44:12) |
《改行表示》20.歴史が浅い戦争だし、旧ユーゴスラビアということもあり身近とは言い難いボスニア戦争。よってこのテーマを観る機会も少ない。 派手さは無いが戦争の無意味さを静かな構図で強烈に印象を受けた。他の戦争映画と比較すると何とも言えない違った味がある。 きっとボスニア戦争の残酷さ何億分の1の縮図なのだろう。他にも観てみたいと思いました。 |
【noji】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-08-14 00:58:14) |
18.《ネタバレ》 一見騒がしいだけのおバカ映画の様相ですが、その騒がしさが去ったあとの突き落とされるような絶望感がたまりません。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-12-29 21:47:46) |
《改行表示》17.《ネタバレ》 ドタバタ劇の中心人物が最後にひとり取り残される、これ以上ないラスト。 ラストも含めて緊迫感や盛り上がりに欠けるのが残念。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-03-21 23:37:47) |
《改行表示》16.序盤、現場のシビアなリアリティに比べて、中盤以降の国連やマスコミの俗な側面の描き方がベタすぎてこの映画の見方がわからなくなった。国連のミニスカ秘書、あれは笑わそうとしているの?皮肉ってことなの?コメディっていうことでいいのですか? ? ラストもねえ。衝撃といえばそうですが・・鯨が岸に打ち上げられたって人間はっちゃきになって助けようとするのに あんなことあるかな。なんぼなんでも。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-11-06 16:01:45) |
15.《ネタバレ》 何と、あれだけの空間設定と時間設定(わずか1日の話)の中に、これだけ多くの要素を凝縮してみせた手腕にびっくり。最初はひたすら塹壕とその近辺を舞台とする心理ドラマかと思っていて、国連やらマスコミやらが出てきたときは、話拡げすぎでは?と思いましたが、終わってみれば、見る者を突き放すラストとして結実しています。舞台劇でもできそうですね。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-05-14 02:09:07) |
14.それはすべて一日の出来事だった。 戦争はただの殺し合い。 この映画を見て思ったこと。救いの無い物語…、それが戦争。 【アンナ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-09 12:36:24) |
13.《ネタバレ》 国連が悪者あつかいされて皮肉られていたがそれはちがうと思う。「殺し合いが行われているのに、なにもしないことは戦争に加担しているのと同じことだ」と自分の組織を痛烈に批判した軍曹だけが善人のようにみえるが、よく考えてみるとアメリカの今やっていることと軍曹の行動は似ている。本人は良かれと思って積極的に行動しているが混乱は増すばかり。最後はごらんとおりの結末で3人を助けようとした軍曹の理想はあっけなく崩壊することになる。それではどうすれば良いのか?と言われそうなものだけど解決策があったら戦争などとっくの昔になくなっていたでしょう。戦争は理不尽だ。戦争を目の前にして行動しなければ批判され、行動を起せば軍事介入と色眼鏡で見られることになる。 ひじょうに印象にのこったのはラストシーン。2人が一瞬のうちに殺されたとき、それを目の前にした報道陣が「今の瞬間をカメラに撮ったか?」と嬉しそうに話していたこと。 それをみると「戦争映画」すらも反戦のメッセージを伝える意義と同時に、金儲けや出世のための手段であるという事実を思い知らされる。さいごは音楽を流さず無音のままエンドロールを迎えたらもっと良かった。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-04-29 11:33:32) |
|
12.戦争のやるせなさ、愚かさを描いた秀作。ラストは正直、これで終わっちゃうの?って感は否めないけど、それが戦争であり、それがメッセージであり、それがこの映画の良さなんだろうと思った。しかしそれが戦争の愚かさであり、この映画の後味の悪さである。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-03-20 22:43:01) |
11.戦争を背景として、時にコミカルに、時にシリアスに人間同士のいざこざが描かれている。結末としてはなんとも無情で、やりきれない。それが戦争であり、それが監督が見てきたもの体験してきたものならば、現実は非常に酷だ。 【やいのやいの】さん 6点(2005-03-17 23:43:29) |
《改行表示》10.どこかコミカルになっていた感もあるが戦争映画としては良かった。 しっかり考えさせられるものがある 【ムート】さん 6点(2004-09-13 21:56:56) |
9.ラストで地雷が爆発して、国連軍のバカな大佐や五月蝿い報道陣などがまとめて吹っ飛んだら8点ぐらい付けたんだけど・・・。 【クロ】さん 6点(2004-09-13 15:31:29) |
8.《ネタバレ》 「ここで終わりかよっっ!!」って感じでした(笑!正直、ラストが投げっぱなしジャーマンを喰らった感じであま~り好きば終わり方ではなかったです。衝撃的なラスト、って前触れを聞いていたせいもあるかもしれないが。。。どうも消化不良です。前半「どっちが戦争始めたんだ!?」ってお互いに銃口を向けて言ってるシーンなんてまるでガキのケンカじゃん!って思いました。戦争って本当にくだらない。何も知らない俺が言うのも、めちゃめちゃ勝手に見えるかもしれないけどそう思った。現在のイラク情勢と重なって深く考えさせられました。国連の保身しか考えない態度に腹が立ち、ストーンズTに笑いました。 【グングニル】さん 6点(2004-02-20 04:36:36) |
7.派手な演出を廃したストーリー展開にはいささか退屈な部分もあったが、同時にその淡々とした狂気が妙に生々しくリアルだった。大金をかけた大作戦争映画が氾濫する中、今作は非常に小規模でシンプルであるが相当の説得力があった。ラストシーンの言葉にならない重さは、戦争というものの真理を物語っているようだ。 【鉄腕麗人】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2004-01-26 18:09:48) |
6.高評価ですね~ 映画としては、微妙です.. ブラックなところがいいかな~.. 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2004-01-22 12:31:26) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 戦闘シーンの無い反戦映画としてメッセージ性が非常に重く表現されている。 中間地点で立ち往生する3人の兵士のやり取りを中心に物語は進みます。 常に啀み合っていた2人は、一度は心を通わせる場面が有ります。しかし、心が通じ合いそうになっても戦場という一種狂気に満ちあふれた場所に居ると、その雰囲気や状況に飲み込まれてしまいます。結局2人とも最後まで敵対したまま死んでしまいます。 地雷を踏んでしまった兵士も救出活動の甲斐無く救われないまま最後を迎えます。 戦争の虚しさと人間の愚かさを強烈にさらけ出した作品です。 |
【STYX21】さん 6点(2003-11-23 22:50:45) |
3.《ネタバレ》 「衝撃のラスト」と宣伝されたラストシーンは、予想したものとは違ったのですが、確かに「衝撃」・・。ちょっと呆然としてエンドロールを見守りました。ラストシーンも確かに印象的ですが、そこまでの過程もものすごく心に突き刺さってきました。女性記者の「何もない塹壕だもの・・」というセリフが印象的でした。 【ムレネコ】さん 6点(2003-11-12 21:38:46) |