16.《ネタバレ》 初見は映画館でした。原作もテレビドラマも触れずに観て、かなり面白くて印象に焼き付いていたので、久々にDVD借りて見てみました。「よくやりました、許す!」と思ってしまう発端事件なんですが、その女が飄々と主人公を巧みに利用する展開に「どういう女じゃ」という呆れと怒りと、他人事ならではの可笑しさ…そのなんとも言えない微妙なバランスが好きです。発端を作る妊婦は映画館で見た時と変わらぬ印象で、冒頭以外とくに大して印象に残らない。映画館で見た時から印象に残るのは原田美枝子と倍賞美津子だけど、原田美枝子の演技はこんなにもリアリティがなかったかとDVDで見直してビックリ。その分、倍賞美津子は再見してみてなおさら印象に強く残ることになりました。もちろん寛平ちゃんもスゴイのでよく覚えてます。まるで覚えてなかったのは二段ルーおばさん室井滋。この殺人と解体の物語をコメディ色に染める大事な配役なはずですが、おそらく割り当てられたキャラが自分の生活圏では考えられないリアリティのないバカ女ぶりだからかもしれません。原田美枝子と倍賞美津子の演じる役は実際にたくさんいそう。原田美枝子のキャラは旦那と息子があんなふうなわけが描かれなさすぎて感情移入できませんが、倍賞美津子の位置はリアルで気が重くなります。原田美枝子が夫と息子を捨てて家を出て行くの、もっとスカッと気持ちよく感じれる前振りが欲しかったです。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-11-14 18:09:44) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 やっていることは大犯罪でありサスペンスには違いないのだけど、映画はどこからどう見てもコメディである。人間を切り刻むという犯罪を超楽天的な考え方で行ったり、犯罪の意識がなかったりする。その通常の良識から外れた非現実な所が、OUTの世界だろう。4人のうち少しまともだったのは倍賞美津子のヨシエさん、年寄りをおいては逃げられないと言ったし、最後はグループから脱落してしまう。 こういう逸脱した映画をおもしろく見たのは、私自身もOUTの人間なのかもしれない。それにしても間さんの半端でない演技にはびっくりした。怖すぎる。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-04-07 13:37:47) |
14.《ネタバレ》 原作のビリビリ張り詰めた緊張感はだいぶ後退してしまっているが、脚色も悪くはなく、まぁこれはこれでアリなのではと思わせるレベル。ラストシーンの女三人がかっちょいい。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-17 13:44:35) |
13.じっと働く賃仕事の主婦と、バカラで遊ぶ亭主。ケとハレの対比で始まり、しかしバラバラ殺人という最も非日常的なものが主婦の世界の方に入り込んでくるおかしさ。そこにはちょっとした爽快感もある。女たちの“したたか・しっかり”と“おろおろ”が交替し続けるのもユーモアを生んでいた。でも考えてみればこういう世界は日本映画の得意としたところで、市川崑は女たちの悪だくみを好んで描いたし、今村昌平の重喜劇だってこういうのだった。だからこれ、すごく日本映画の本道をいっているんだ。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-06-04 12:18:09) |
12.原田美枝子の格好良さが際立っています。ストーリーはドラマ版の方が楽しめるかも。 【クロ】さん [地上波(吹替)] 6点(2006-01-01 14:22:30) |
11.《ネタバレ》 主人公達の日常が生々しくて良かったが、やってる事が余りに非現実だ。ただ最初の解体シーンの3人のやりとりは面白かった(笑)あと主人公が男だったら、間違いなく邦子のポジションのキャラは殺されてるんだろうな~と思いました(笑) 【トシ074】さん [地上波(字幕)] 6点(2005-11-13 03:47:07) |
10.《ネタバレ》 なんで人が殺した死体かたすのか分からないし、なんでその手段がバラバラなのか分からない。でもアイディアは面白い。ふとしたきっかけで普通の人が非日常に足を踏み入れる所が、テルマ&ルイーズみたいだと思った。そして、だんだん自分を取り戻していく所なんかも。しかし、これは少し話が不自然な所もあるし、人の弱みにつけこんで仕事の同僚を共犯にしちゃったり、後味が悪い。それでなんで最後、みんな仲良しになってるのかわからん。 |
9.ドラマの方が好き。原田美枝子さん好きです。まあ、さっぱりした味付けかな。 |
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8.《ネタバレ》 死体解体シーンがなんともエグイ。常人は死体解体なんてできっこない、ましてや自分が殺したわけじゃないんだし・・・、でも演技力と展開のスムーズさから、さほど違和感を感じなかった、二回目みたときには倍賞美津子の「あ~って、あ~って」に笑ってしまった、あれは笑わす気だったんだろうか?みんな笑うところなんだろうか?更に何故か、両手の親指を立てているあたりまで面白く感じてしまう。 主婦達が死体解体業者に徹するわけでもなく、事件が解決していくでもなく、女の生き様を描いたってオチが、ちょっと肩すかし。まぁ、ともあれ、小説の映画化としては、よく出来た作品だった。 【六爺】さん 6点(2005-03-01 00:01:01) |
7.登場人物の日常生活での閉塞間が伝わった来たので、彼女らが裏の家業に精を出す気持ちがわかりました。不覚にも、ラストにはジーンときてしまった。 【センブリーヌ】さん 6点(2004-07-20 02:22:27) |
6.淡々としてますねぇ。。。。女優さんたちはとてもよかった。後半から集中力が切れました。私的にはドラマの方が面白く感じます。 【まーこ】さん 6点(2004-03-23 17:27:57) |
《改行表示》5.原作もドラマも見たことありましたが、私はこれはこれでありだと思いました。 皆さんコメントされてますが、女優サン達が良かったです☆ 【sola】さん 6点(2004-03-10 10:26:37) |
4.ハラハラさせる場面とコミカルな場面のバランスがよくとれた作品だと思いました。でもそれだけの映画だな、とも思いました。(女優さん達の演技はよかった!) 【めめこ】さん 6点(2003-12-04 20:44:05) |
3.原作本まだ読んでませんが、結構ストーリーおもしろい。キャストもそれぞれ個性出ててよかった。中でも室井滋はいい味出していると思う。間寛平はふだんのキャラクターからは想像できないほど過激なコワサがあった。特に映画でなくても2時間スペシャルのドラマでありそうかなという感じのサスペンスものでした。 【パンプキンパイ】さん 6点(2003-10-19 13:37:14) |
2.主役4人の女優に関しては、よかった、うまい。そして、香川照之もなかなかよかったと思う。ただ、寛平ちゃんはいまいちだったかな。ああいう普段とは違うキャラクターを演じさせるのなら、もうちょっと強調させないとぼやけてしまうのではないかな?結局寛平ちゃんの役はなんだったのかいまいち残らないんだよね。なんかただ暴れてるだけって感じがした。 【よっふぃ~】さん 6点(2003-07-09 17:54:04) |
1.主婦感覚の行動や道具で死体損壊・遺棄という犯罪に手を染めていく。深刻にならない主婦の図々しさを会話にユーモアを交えてこう生かすか。前半はTVと同じくらい引き込まれました。しかし後半は行き当たりバッタリの展開で、サスペンスからいつのまにか短絡的行動を追う安いストーリーになってました。佐竹に追われる緊迫感をないがしろにしたのは実に残念。4人の個性はよく出ていて、女優も良い演技をしていたので惜しかった。もっと面白くなる題材。 【チューン】さん 6点(2003-05-26 14:35:35) |