11.《ネタバレ》 冒頭からインパクトのある衝撃的な映像の連続で、不安を煽るような耳障りな音楽も相まって、それだけで何か得体の知れない映画という感じがして引き込まれた。見るからに低予算な映画ではあるが、それを逆手に取ったような独特な映像表現がそれを感じさせていないのがすごい。真面目にストーリーを追おうとするとハッキリ言ってまったくわからないのだが、頭で考えるのではなく、この映像を素直に体感できればそれでいいような映画なのだろうと思う。塚本晋也は「シン・ゴジラ」とかで俳優のイメージが強く、監督作を見るのがこれが初めてだったのだが、これで一躍注目されたのもうなずける話だ。ただ、男(田口トモロヲ)とやつ(塚本晋也)が対決するあたりからはちょっとだれ気味だったのも事実で、後半はその分失速してしまった印象があるのはちょっと残念。劇中何度か登場するVHSビデオのようなビリビリ砂嵐は今になって見るとなんだか懐かしく思える。(本当にVHSの時代にビデオで見ていたらデッキの故障かと思ってかなり焦ったかも。)既に指摘されている方もおられるように見ていて「AKIRA」を思い出すような主人公の変貌描写でタイトルも「鉄男」(鉄雄)なのが偶然とは思えないのだが、つい、「金田」ってタイトルの映画は存在しないのねという無関係なことを思ってしまった。本作を見たのは先週に見た「桐島、部活やめるってよ」の影響なのだが、逆に桐島を見ていなければずっと見なかったタイプの映画だったかもしれない。ただ、最初にも書いたように確かに引き込まれる映画で、面白かったことも事実なのだが、好みかと言われればだいぶ微妙なので、まあ6点が妥当なところかなと。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-01-28 23:53:14) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 極々稀に、低予算が故の快作が世に出ることがあります。 この映画もまさにそのタイプ。 時間も予算も限られていて、 監督の表現したいものの十分の一程度も表現出来なかったのでしょう。 それ故に異様な密度と集中度が画面全体からほとばしってくるよう。 訳の解らない展開と、脈絡のないエログロさに 頭がトリップするかのような経験が出来ます。 そして、この快作で世に出た監督が ある程度予算を獲得できるようになって 駄作を量産するというのもまたお約束。 いくつかの続編や、その後の監督作は見る価値なし。 この一作目だけ見れば十分です。 【kirie】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-03-23 15:41:19) |
《改行表示》9.デヴィッド・リンチの「イレイザーヘッド」を彷彿とさせる映像と、ぶっとんだ馬鹿馬鹿しさ。 「映画」の中のエンターテインメントとしての部分を残しつつ、自由にイマジネーションの羽を伸ばしていく手法には感心しました。 【せかいのこども】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-12-12 10:52:28) |
《改行表示》8.堤幸彦の「ケイゾク」と撮り方や音の使い方が似てる印象だった。こっちが元ネタか・・ 特異な映像センスからか独特な世界観があって低予算映画とはとても思えない出来でした。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-11-10 21:37:01) |
7.これって結構スゴイと思う。センスの良さが伝わってきますね。かなり気持ち悪いし、最後の方はあきますけど。一緒に見ていた友達は気分が悪くなり途中でリタイアしてしまいました。見るのに覚悟を要する作品ですね。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-26 15:43:41) |
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6.クレイアニメみたいに一こま一こまとって、立ったまま高速で移動したり金属がくねくね動いたりの映像が妙に可笑しくて怖くもあって好感をもてました。金属に侵食されていくおとこもなかなかはっきり映されることがなく、それがかえって不気味で、たまに目視できるのが股間ドリルであって、そんなところを見ている限りではくだらない映画なのだが、監督が撮りたかったであろう世界よりも更にナンセンスな映画が出来上がっていると思います。 |
5.何故か高円寺が思い浮かぶ。一回しか行ったことないけど。 |
4.ストーリー、内容はよく理解出来ませんでしたが、センスの良さ、パワーに圧倒されました。 【愛人/ラモス】さん 6点(2004-04-13 10:16:40) |
3.いや~初めて見た時は、ほとばしるセンス、パワーに圧倒されました。色々な意味で面白くて怖い作品です。特にあの追いかけてくる女が怖い…一人で道歩いててあんなのに遭遇したら、恐ろし過ぎます~ 【ゆうしゃ】さん 6点(2004-03-10 15:20:36) |
2.かなりの異色作ですが、当時は映画番組でも取り上げるなど注目度が有った作品。当然、好き嫌いが分かれるのも否めない。個人的に好みの映画…と言うよりも作品のレーゾンデートルで評価したい映画。金属化が始まる…と言う発想はアフタヌーンで読めそうな程、奇怪で有りながら誰にもマネ出来ない独自性が有ります。モノクロ構成された映像は、“金属”と言う物質への隠された鍾愛の表現では無かろうか…。 【_】さん 6点(2003-11-29 14:25:44) |
1.発想は面白いっすが どーもねー シュールすぎるというか やりすぎです 【たましろ】さん 6点(2003-11-27 23:16:03) |