失われた週末のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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失われた週末

[ウシナワレタシュウマツ]
The Lost Weekend
1945年上映時間:101分
平均点:6.52 / 10(Review 56人) (点数分布表示)
公開開始日(1947-12-30)
ドラマサスペンスモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2003-10-13)【かんたーた】さん
タイトル情報更新(2020-02-09)【イニシャルK】さん
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監督ビリー・ワイルダー
助監督チャールズ・C・コールマン(ノンクレジット)
キャストレイ・ミランド(男優)ドン・バーナム
ジェーン・ワイマン(女優)ヘレン
ドリス・ダウリング(女優)グロリア
ハワード・ダ・シルヴァ(男優)ナット
フィリップ・テリー(男優)ウィック・バーナム
フランク・フェイレン(男優)ビム
納谷悟朗ドン・バーナム(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
沢田敏子ヘレン(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
翠準子グロリア(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
塩見竜介ナット(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
筈見純ウィック・バーナム(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
村松康雄ビム(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
高村章子(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
辻村真人(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
峰あつ子(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
脚本チャールズ・ブラケット
ビリー・ワイルダー
音楽ミクロス・ローザ
ヴィクター・ヤング(音楽監督〔ノンクレジット〕)
作曲ジュゼッペ・ヴェルディ劇中歌“歌劇『椿姫』より「乾杯の歌」”
編曲レオ・シューケン(ノンクレジット)
撮影ジョン・F・サイツ
製作チャールズ・ブラケット
パラマウント・ピクチャーズ
配給セントラル
特撮ゴードン・ジェニングス(特殊撮影効果)
ロイヤル・グリッグス(特殊効果アシスタント〔ノンクレジット〕)
美術ハンス・ドライヤー(美術監督)
衣装イーディス・ヘッド
ヘアメイクウォーリー・ウェストモア
編集ドーン・ヘリソン(編集スーパーバイザー)
あらすじ
兄のウィックは、酒に溺れて苦悩する弟・ドンを週末の4日間だけでも田舎へ連れて帰って、健康な生活を取り戻させようと計画 していたのだが・・ 列車の出発時間になってもドンは部屋に戻って来ない。それに呆れたウィックはドンを諦める事に・・ 結果、ドンの一人きりの週末が始まって・・・ お金が無いのに あの手この手で酒を飲もうと企んで・・・。 
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13.《ネタバレ》 都会にいながら渇きに苦しむアル中男。リアルに表現されたアル中症状。再生を予感させる結末。酒のために様々な悪知恵を働かせるアル中男、滑稽でどこか憎めません。母性本能をくすぐられた寛大で忍耐強いヒロイン、男を見る目はないですね。意外なアカデミー作品賞受賞作。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-26 23:36:05)
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12.《ネタバレ》 前半は酒が欲しくなり、後半は酒を飲むのが怖くなる映画。 最初のうちは、主人公ドンの手を変え品を変えながら酒にありつこうとする様を見て、よくこんなことやるなぁとか思いながら半分笑って見ていたのですが、そのうち必死に酒を求めるドンの姿を見ていると笑ってもいられなくなり、手の施しようがないのが分かるだけに見ていて辛くなってきてしまいました。 ドンがカウンターで飲んだくれている時に飲んだ量をテーブルにできた輪の数で表現したところは上手い表現だなぁと思いながらこの辺までは楽しく飲んでいた感じで、タイプを質に出そうと彷徨うくらいから深刻さがジワジワと出てきたような雰囲気がします。 まぁ、アル中患者にしてみれば、酒は精神安定剤なわけで。 “薬”が切れると極度の不安感や恐怖心に駆られ、あらゆる手段を使ってでも酒を欲するので、ドンのように犯罪紛いの行為に走るケースも多々あるらしい。酒が大好きだからという理由ではなく、酒を絶たれると恐怖で身が持たなくなるから周囲の忠告を受け入れてたら発狂してしまう。(現在は病院で治療出来ますが。) まぁ、余り丁寧にドンを弁護し過ぎると、もっつぁれらはアル中らしいとか思われそうだからこの辺でやめます(笑)。 それと、回想シーンで椿姫を観ている時のドンの表情は、ひょっとしたらクレショフの実験と同じかも。 もし酒を飲みながらこの映画を観ていたとしたら、顔だけの演技で酒が飲みたくてたまらないという心情がとても良く伝わってきました、なんて書いてしまいそうですね。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 6点(2011-12-29 23:44:50)
11.同じようにアル中患者を扱った「酒とバラの日々」よりもひどくはないがリアルさは負けてないレイ・ミランドの演技は素晴らしい。ビリー・ワイルダーと言えばマリリン・モンローやジャック・レモンとかと組んだコメディ映画が有名だけどシリアル系やサスペンス系の映画も結構いいの、撮ってるんですよねぇ。今回はシリアス系で深刻な話なんだけどもどうも終わり方が・・・。ハッピーエンドと言わんばりの助け合えば乗り越えられるというのはちと軽くないかぃ?「酒と~」と正反対すぎて異質な感じがした。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-06 12:22:16)
10.アル中という深刻で暗くなりがちな重いテーマを、緊迫感は保ったまま、わりとさらりと無難にまとめているワイルダーの手腕はさすがだと思った。
きーとんさん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-18 09:55:38)
9.私もある程度飲むほうなので、幻覚小動物登場までは行きたくないと、心から心から願いました。酔っ払いながらこの映画を見ると、あと一杯が止められます。
チューンさん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-29 20:46:43)
《改行表示》
8.アルコール依存症の恐ろしさは良く出ているが、エンドは少し甘過ぎないか・・。 ワイルダーにしては並みの作品か。 初めと終わりのニューヨークの実写が、歴史を感じさせる。 
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-11 22:19:41)
7.シリアスな中にちょっと脱力系のネタや映像トリックが仕込んであるのがいい。ただ、古臭さがぬぐい切れないのが残念でした。
色鉛筆さん [地上波(字幕)] 6点(2009-02-09 21:56:34)
6.《ネタバレ》 アルコール依存症の男に徹底的に焦点を当て、単純明快なつくりになっているため話に深さや重みが出ていて依存症の怖さも観ていてビシビシと伝わってきました。安易なハッピーエンドでも暗いだけのバッドエンドでもない、微かな希望を感じさせるラストがこの映画の質を高めている一つの要因のような気もしました。
ちゃじじさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-02-27 19:47:52)
5.なかなかの力作でした。依存症の恐怖が、いくらかは見る側に伝わったかと思います。ただ、映画の面白味としてはどうでしょうか。患者本人を描いているものの、周りの人のケアが大切だということを、もっと強調して欲しかった。
shoukanさん [DVD(字幕)] 6点(2007-11-23 18:46:13)
4.大好きな監督の一人でもあるビリー・ワイルダー監督の作品の中ではそれほど面白いとは思えないこの作品、しかし、これだけ重いテーマにチャレンジしたその姿勢は大いに買いたい。アルコール依存症の人にとっての酒はなくてはならないものだという事についてこの映画は深く語っている気がします。こういう時には重い話も悪くはないし、同じ重い映画でも「ダンサーインザダーク」のような後味の悪さしか残らない作品ではないので、嫌いではありません。
青観さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-18 22:14:23)
3.アルコール中毒をテーマにした作品では酒バラが一番だと思っています。
maemaeさん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-09 23:57:09)
2.この戦勝で、みんなが酒を飲んで浮かれている時代に、禁断のテーマ『アルコール中毒』という社会派サスペンスを作るとは、ビリー・ワイルダー監督、世相に挑戦的だ。ウチの親父もアルコール中毒だったが、この映画の行動どおり(笑)。彼女が献身的すぎてメロドラマに走っているのが残念でした。ドン・バーナム本人のどん底ぶりは合格ですが、むしろ振り回される周りの人間の悲劇も描いてくれていれば、もっと評価は高い作品に仕上がったと思います。この映画と『レクイエム・フォー・ドリーム』はメンタルヘルスの教材に使えそうですね。しかしシャンデリアに隠した酒ビンの射影といい、ドン・バーナムの終盤の幻覚といい、チャッチイけど演出には目を見張るものがありました。
どんぶり侍・剣道5級さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 19:05:39)
1.《ネタバレ》 ワイルダーにしては重いストーリーで、ところどころに使われているテルミンの音が、ホラー映画的な味わいを添えています。映画史に残る名作だとは思いますが、現代の視点で見ると私的感想では不満が残ります。あらすじは「主人公は30代で無収入でアル中の自称作家。アル中から立ち直らせようと手をさしのべる兄や恋人の好意をさんざん無にし、酒を飲むための小銭を手に入れるためには、人をだましたり、泥棒まがいのことを平気でする。出先で階段から落ち、アル中の病院に収容されるが脱走し、自宅で拳銃自殺しようとするが、それを察知した恋人にとめられ、ついに立ち直る決意をする」というもの。主人公の自分勝手さが見ていてとても不愉快でした。アル中は性格の問題ではなく、依存症なので病気だということですが、依存症から立ち直らせようとする人々を拒否し続けるのは、どうしても自分勝手としか思えません。また、ちょっと見かけがよくてユーモアがあるだけで、そのほかには何一つ取り柄のないロクデナシの男に恋人がいて、その恋人が美人で、タイム誌に勤める才媛で、主人公に裏切られても、どんなにみじめな姿を見ても、決して見放さず、立ち直るよう説得し続ける、というのがなんとも虫のいい設定に思えます。世の中にはアル中で周囲から見放された人も多いはずです。主人公には、養ってくれる兄もいれば、決して見捨てない美人の才媛恋人もいる。安易な設定だと思います。どうせなら、誰からも気にされないアル中が立ち直るストーリーを見たかった。または、この恋人もかつてアル中で地獄を見た身で、主人公を同じ地獄からはいあがらせようとしている、というひねりでもあれば、納得して見られたと思います。主人公は自分でも何度か立ち直ろうとしてはだめだったので、ラストで立ち直る決心をした部分も、それまでの決意となんら変わらないように思え、どうせまた酒におぼれるんでしょ、と冷たい目で見ました。
チョコレクターさん 6点(2004-01-10 18:43:03)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 56人
平均点数 6.52点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
435.36%
51221.43%
61323.21%
71628.57%
8712.50%
935.36%
1023.57%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review2人
2 ストーリー評価 5.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.33点 Review3人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

1945年 18回
作品賞 受賞 
主演男優賞レイ・ミランド受賞 
監督賞ビリー・ワイルダー受賞 
撮影賞ジョン・F・サイツ候補(ノミネート)白黒
作曲賞(ドラマ)ミクロス・ローザ候補(ノミネート)(劇・喜劇映画音楽賞として)
脚色賞チャールズ・ブラケット受賞 
脚色賞ビリー・ワイルダー受賞 
編集賞ドーン・ヘリソン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1945年 3回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)レイ・ミランド受賞 
監督賞ビリー・ワイルダー受賞 

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