江戸川乱歩の陰獣のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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江戸川乱歩の陰獣

[エドガワランポノインジュウ]
1977年上映時間:116分
平均点:6.00 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(1977-06-18)
ドラマサスペンスミステリー小説の映画化エロティック
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監督加藤泰
助監督三村晴彦(監督補)
キャストあおい輝彦(男優)寒川光一郎
香山美子(女優)小山田静子
若山富三郎(男優)本田達雄
倍賞美津子(女優)宮島すみ子
川津祐介(男優)市川荒丸
加賀まりこ(女優)増田芙美子
仲谷昇(男優)植草河太郎
中山仁(男優)糸崎検事
野際陽子(女優)植草京子
田口久美(女優)ヘレン・クリスティ
尾藤イサオ(男優)青木民蔵
汐路章(男優)支配人
菅井きん(女優)一銭蒸気のお婆さん
桜町弘子(女優)女流カメラマン
大友柳太朗(男優)小山田六郎
藤岡琢也(男優)一銭蒸気の係員
任田順好(女優)佐々木初代
倉田準二(男優)オコゼ
今井健太郎(男優)
加島潤(男優)
村上記代(女優)
中野英治(男優)
原作江戸川乱歩「陰獣」
脚本加藤泰
仲倉重郎
音楽鏑木創
撮影丸山恵司
配給松竹
美術梅田千代夫
衣装松竹衣裳株式会社
編集大沢しづ
録音小尾幸魚(調音)
照明三浦礼
その他IMAGICA(現像)
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4.原作小説は本格派ミステリーらしいが、映画はそれほど強くは感じられない。小説通りほぼ忠実に再現されているのに不思議だ。文字と映像の違いか、ストーリーを知っていたせいか。あおい輝彦、香山美子とも悪くはないが、原作のイメージとはちょっと離れている気がした。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 6点(2013-08-24 08:27:05)
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3.原作がどれだけ変態要素を含んでいるかは分らないけど、少なくともこれほど凄まじい変態的なムードである中に人間はどこかしか変態的な要素を持ち合わせているんだとこの映画を観るとそう感じずにはいられなくなる。とにかく全てが変態ムードな異様な雰囲気、映像、やってることも明らかに普通じゃない。相変わらず加藤泰監督の映像感覚には日本的美とヨーロッパ的な感覚とが交じり合っていて吸い込まれる。ただ話としてはそれほど見ていても面白さというものを感じない。つまらなくはないので一応は6点てことですが、それとこの映画の殺人シーンやトリック、映像美は何だか横溝正史の原作なんじゃないのか?て思ってしまうのは出ている俳優が 「犬神家の一族」や「悪魔の手毬唄」の人だったりするからである。加藤泰監督は上手い監督だとは思うけどやはりこの不気味な雰囲気を演出するとすれば市川崑監督のが合ってる気がする。同じキャスティングで市川崑監督の若かった頃による演出で見たかった。
青観さん [DVD(邦画)] 6点(2012-09-09 14:10:05)(良:1票)
2.江戸川乱歩の原作を加藤泰監督が映画化したサスペンス。冒頭から加藤監督らしいクローズアップを使った演出で思わず唸ってしまった。タイトルバックが列車だったり、劇中でも走行中の列車を高架橋の下から凝ったアングルで撮っていたりして「緋牡丹博徒 花札勝負」の冒頭でも列車と線路を使ったシーンだったこともありひょっとして加藤監督は列車好きなんだろうなあと思わずにはいられない。雨の中、あおい輝彦と香山美子が橋の上で話すシーンも味のある演出。話としては前半は本格推理モノで、今まで見た2本の乱歩原作映画(井上梅次監督の「黒蜥蜴」、増村保造監督の「盲獣」)と違って随分とオーソドックスな映画だし、あおい輝彦や若山富三郎の起用で、この頃ブームだった金田一シリーズに便乗した企画なのかと思っていた。(実際、あおい輝彦が袴姿で走るシーンは金田一を意識しているとしか思えない。佐清だし。)サディズムが絡み始める後半から雰囲気が怪しくなり、主人公が女に鞭をふるいながら推理を巡らせるシーンに至っては変態的な感じで、加藤監督はほかの作品ではこういうシーンほとんどやらない印象なんだが、原因はやっぱり原作を書いた乱歩にあるのかもしれない。それにしてもよくあおい輝彦がこういう演技をOKしたな。でもインパクトとしては「黒蜥蜴」や「盲獣」に比べれば弱く感じるし、原作がそうなのかもしれないが、見終わって結局、本格的な推理モノなのか変化球的なモノなのかがどっちつかずの印象であるし、ちょっと2時間ドラマっぽいところもある。しかし、それでも様式美を感じさせる部分もあって、それほど出来の悪い映画という感じはしない。菅井きんと藤岡琢也のやりとりが笑える。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2011-12-15 16:04:41)
1.乱歩の作品は大きく2種類に分けられる。元々自身が書きたかった本格推理小説と、なぜだか世間に高評価で受け入れられた変格推理小説に。「陰獣」は性的倒錯や猟奇的犯罪という「変格」的なものを取り入れた本格推理小説である。つまりトリックとトリックが解かれる過程に面白さが詰まっているということ。それがどういうことかというと、映画化に不向きな作品ってこと。それでもこれは面白い。両者共がおそらくは乱歩の分身であろう本格推理小説家と変格推理小説家の対決という構図そのものの面白さをうまく見せている。「変格」的世界観にありがちな薄っぺらさ、安っぽさといったものも、ローアングルと、被写体の手前にモノを置く加藤泰印によって深みを得ている。ムリにインビなる雰囲気を作ろうとしてないのがいい。本格推理小説家をいかにも優等生顔のあおい輝彦としたのは適格だったと思うが、もう少しハードボイルド系にしてみても面白かったかも。
R&Aさん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-07-29 14:17:32)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
217.69%
300.00%
4215.38%
517.69%
6430.77%
717.69%
8430.77%
900.00%
1000.00%

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