5.《ネタバレ》 世界で一番強運な男とされているのがなんと・・
「エクソシスト」の神父役のマックス・フォン・シドーで、
私はこの俳優さんしか知りません。
雑誌週刊少年ジャンプで連載されていた、
ハンター×ハンター(合ってるかな?富樫先生の)
と、ジョジョの奇妙な冒険(だったっけ?荒木先生の)
ドラゴンボール
を思い出しました(笑)
運を操れ支配できる人間は、最後に勝つのは誰?
すぐそのあと7年後となります(忙しい)
・・とにかくお話はよくできているので、
演出はハリウッドのほうが面白いのですが、
それでも2回は続けて観られる映画だと思いますよ。
運を賭けるゲームに招待され強運の持ち主が集まる。
最初は家や馬や車(ポラロイド写真で表示)がカードのように、
そして自分の運の力に気づかず勝ち抜いてゆくと、
最終的には賭けるもの(写真)は人間となるのです。
森の中を目隠しで走り抜けるチャレンジャーたち・・(こわっ)
一番の勝利は尊敬というアイテムを与えられる。
場所はサムのいるカジノ・・
ゲームはひとつだけ弾の抜いたロシアンルーレット・・
それまでも気を抜く暇がないくらい駆け足なのに、
最後の最後にこんなものを持ってきます。
音楽もスペイン音楽なのかイタリア音楽なのか最初わからなかったけど、
物悲しい旋律でまるでマフィア映画のようでもあります。
さてこの作品は何が言いたかったのか・・
私なりに解釈してみますと、
本当にほしかったものの尊さだと思いました。
それが最終的には生き残れた力なのかもしれない。
観ている途中でまたこんな解釈もしました。
ユダヤ人の神は生き残ることを祈った。
しかし最後の祈りはひとつは叶いひとつは相手を殺すことで生きる方法を選んでしまう。
ここにメッセージがあるかもしれないならかなり重いなと・・
あの戦争の生き残りの運はふたとおり、
戦争で生きのこらえてさげずまれるか英雄ともなるのか・・
戦って生き残ったのではなく生かされていた。
サムは瓦礫からフェデリコを助けたときは何を思ったのか・・
この解釈だとラストのオチも明るくてうなづけます。
人は生かされているんだ・・
ああ、もう少し上映時間が長かったらなぁと思う惜しい作品です。