1.ソフィア・ローレンが、元娼婦。マストロヤンニが、浮気癖のおさまらない伊達男。子育ても仕事もすべて女に甘えきってるのに、結婚しようとしない男に業を煮やして、女は仮病を使い、そして・・やれやれやっぱりおさまるところに最初からおさまればこんな大騒ぎしなくてすんだのにね、女が一歩上手だったね、クスクス。という、イタリア風に結婚を描いたコメディ、ではあるのですが、そこまで笑えなかった。似た路線で言えば、「昨日・今日・明日」のほうがもっと面白かった。今の感覚で見ると、「なぜ男はそこまで結婚しない?」「なぜ女はそこまで結婚にこだわる?」というのが、よくわからない。「ひまわり」で二人の名演にほれた方は、本作はパスしておいたほうがいいかもしれません。
二人が出てるなら何でも見ておきたい、という人にはマアマアお勧め。よく話には聞く、イタリアのナンパ男と、肝っ玉カアチャンの人情喜劇、イタリア風「夫婦善哉」という感じかな。