《改行表示》12.《ネタバレ》 これね、ルーク役はポール・ニューマンじゃないと思う。 刑務所の中にあってもクサらずめげず明るい根性で場をまとめていくので人気者になっていくけど、基本ルークって馬鹿なんだよな。 根性で二度三度と脱走するけど、本人が言ってるとおり「なんの計画もない」のですぐ捕まって戻される。そして看守からいじめられる。冒頭から公共物破壊で捕まるつーのも馬鹿者のやることだし、二度目の脱走では良い線行ってたのに、潜伏先でトラブル起こして見つかるシマツ。 そこへきて、ポール・ニューマンて俳優はそんな馬鹿に見えないんですよ。何かしらこう、理路のある行動をしてくれるのだろうと期待させてしまうので「あれ?」「おや?」と何度もルーク像を修正しながら鑑賞するはめになり、すっきりしなかったですね。 主演のポール・ニューマンより、助演でオスカーを獲ったジョージ・ケネディの方がはるかに印象強いキャラで心に残ります。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-04-12 22:38:24) |
11.どちらかと言えば牧歌的な刑務所模様。脱獄したいからするとでも言うような飄々とした行為を、二年の辛抱も出来ないのだろうかと冷めた思いで眺めていました。「計画なんてした事ない」言葉通りの生き様をポール・ニューマン持ち味のカラリとした味わいで示してくれました。脱獄ものというより刑務所ものとしての佳作です。 |
《改行表示》10.《ネタバレ》 日本の伝統的な文化が仏教と切り離せないように、欧米の文化の根底にはキリスト教があります。当然映画にもそれが反映されることが多いのですが、宗教的な要素がはっきり示された方が、むしろわかりやすいことがままあると思います。本作のように暗喩にとどめたやり方では、かなりわかりづらくなってしまいます。ということで、どうもピリッとしないという印象でした。 収容所ものとしては、ルークが次第に人気者になっていく前半が面白い。母親の死を知らされて脱走を繰り返すのは、生きる目的を見失ったのか、それとも収容所での生活が外よりも幸せだからなのか。いずれにせよ、後半はそれほど楽しめませんでしたし、“神”に語りかけるあたりも、抽象的で私の理解できる範囲ではありませんでした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-02 20:03:08) |
《改行表示》【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-28 17:31:20) |
《改行表示》8.脱獄ものではあるけど、ポール・ニューマンの魅力も存分に楽しめる映画。 底抜けのワルというわけではなく、不条理な刑務官に対してもろ反体制ということでもなく、 一匹狼の異端児で、納得できるものなら従うけど、自分の信念は決して曲げない主人公の役は、 ポールのキャラにぴったり。変に小ずるいところなんかもあったりして、とても人間臭い。 ちょっと斜に構えて、ニヤッと笑う姿がサマになっていてカッコよかった。 囚人仲間との友情をさりげなく絡めたストーリーも悪くはないけど、 やっぱりポールのキャラが一番見所の映画だった。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2012-01-10 10:42:34) |
7.『暴力脱獄』ってタイトルは、どうかと思う。原題『COOL HAND LUKE』がピッタリ。脱獄の話というよりも、ルークという人物に焦点をあわせた話だから。ただ、肝心のルークが魅力的かというと、ちょっと現実離れしていて感情移入しづらい。でも、ニューマンってそんな役が似合うよなあとも思う。そこが彼の魅力なんだろう。【追記】皆さんのレビューを読んで、「キリスト教」というフィルターで映画を思い返してみると「ははあ。なるほどなあ」と興味深いです。 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-21 04:50:02) |
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【ご自由さん】さん 6点(2004-12-22 20:28:25) |
5.映画はイマイチでした。でもポール・ニューマンの、決して表には出さないけれど心の中にはアツいものを持ってる姿がカッコ良かったです。スティーブ・マックイーンにも同様のカッコ良さがあるけど、だからこそ二人が異様にライバル視してたんでしょうね。 |
4.ポール・ニューマンが何故かっこいいのか。それはおそらく、男だから。んで、この映画は、そんなポール・ニューマンの魅力が最高に出ていると思う。どのシーンを切り取ってもかっこいい。名台詞、「何もないのがかっこいいのさ。」は生きる支えとなっている(笑)。 【ぷりんぐるしゅ】さん 6点(2004-04-10 09:42:33) |
3.《ネタバレ》 パーキングメーターに気をつけろ、だって二年間だし。ちょっと理解しがたいが今ならおかしいことがその時代、あるいはその場所ではまかりとおってたんだなと思えば受け入れられなくもない。ただ底が見えない男はいつの時代でもクールだなと感じました。でも暴力脱獄って。 |
2.我々は自由で、好きなように生きているようだけど、でもなんとなく社会のルールとかでなんか息苦しかったりとか、まるで孫悟空が釈迦の手の上で走り回っているかのような感じがしますよね。そんな見えない枠をはみ出し、「らしく」生きるニューマンがいかにもクールでかっこいい。当時の若者たちが感じていた息苦しさ、「らしく」生きたいと望む姿がみごとに表されている秀作。でも、映画としておもしろいかどうかは別。「俺たちに明日はない」のほうが見所もインパクトも上だと思う。 【たたた】さん 6点(2001-11-20 18:37:58) |
1.ポール・ニューマン大好き。ラロ・シフリンのサントラも好き。非常にすっきりした、分かりやすい、痛快な映画。でもちょっと、キレイ過ぎ、かな。原作がもと受刑者ってことも関係してるのかもしれないけど、敵/味方があまりにはっきりしすぎな気がする。クール・ハンドなルークは、けっこうクールじゃないし。でも。好きさ。 【Tot】さん 6点(2001-08-19 05:34:01) |