16.ナチスが正しいとは思わないが、かといってアメリカが正しいわけでもない。チャップリンはこのことをその後思い知るわけだが。最後の演説では知性や知識を批判しており、「反知性主義」的な印象も受ける。そういった民主主義がどうなるのかは、トランプ登場で具現化されている。そもそもヒトラーを生んだのは民主主義であって、そこに知性や知識はあったのか?情緒的な感情に基づく大衆民主主義こそ知性や知識によって常に懐疑し、ポピュリズム的モンスターが登場しないように監視すべき対象であると思うが。安易な民主主義礼賛は警戒すべきである。実は最後の演説までもがコントであり、民主主義の愚かさや危険性を皮肉的に表現しているのならば、素晴らしい作品ではある。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-28 11:49:47) (良:1票) |
15.面白いシーンもありましたが、総合的に考えるとラストの演説以外はイマイチだったように感じます。チャップリンの映画の中では最も売れた作品だそうですが、個人的にはマンセーするほどではありませんでした。いえいえ十分に面白い作品でしたが・・ 彼がしゃべるのが嫌なのです。個人的には1920年代までのしゃべらないチャップリンが好きです。 やはりこの作品の肝は1940年代当時、全世界に向けて自分の顔と名前を晒して、、(暗に)正々堂々と批判するのが凄いです。批判する相手が相手なだけに、、ほとんど正気の沙汰とは思えない行動です。ただし、演説のほうは決してヒルケン(ヒトラー)や独裁だけを批判している訳ではなく、民主主義や機械主義(産業主義)からくる貧欲によって世界がゆがんでいることを憂いています。また人類は知識や富を得たことで他人を思いやらなくなったとも。 人種を超えてもっと扶助精神で助け合って対等かつ自由であるべきといいいますが、この理念は一歩間違えば共産主義とも思えなくもない考え方です。最後には肌の色や上下は関係なく互いが互いの犠牲にならないよう、お互い様の精神で自由な人生を楽しめと締めくくります。非常によく出来た演説ではありますが、お金持ち&権力を持った人からこの理念を遂行しないといけない訳なので、やはりちょっと理想論過ぎるかなと感じてしまいました。(ゲットーの人たちは自分の命すら危うかった訳で、他人を助けている場合ではなかったはずです) で、本作のお笑いポイントはやはりコインのシーンや、ヒルケンがイタリアの首相に頭が上がらないところなどでしょうかw あと地味にヒルケンの秘書たちの態度や仕草も笑えました。。ヒルケンとゲットーの床屋が瓜二つの姿であった説明が一切なく少々違和感を覚えますし、本作は喜劇というには少し真面目過ぎる印象です。政治色が強い作品なのであえて厳しめの点数にしておきます。(評価的には7点ですがあえて6点としました) 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-11-08 17:38:27) |
14.《ネタバレ》 チャップリンのファンだったヒトラーがこれを観て、チャップリンのファンを止めた映画。 |
13.《ネタバレ》 天邪鬼になるつもりはないのだが、どうにもこの作品の良さが分からなかった。 1940年にこれが制作されたという点には感心するが、 作品としての優れた点が私には見つけることが出来なかった。 最後のスピーチはどんなに正しい志向を持った人間でも独裁者になり得るというアイロニーなのでしょうか。 【鈴木】さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-24 19:28:21) |
12.《ネタバレ》 “××”紋章のチョビヒゲ総統、言わずと知れたあのお方をパロってますね。喜劇王がボケ満載で一人二役。手厳しいがどこか抜けた総統と心優しいドジ理髪師、終盤で二人は入れ替わるけどどちらも心底憎めません。だってどちらもチャップリンですから。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-30 21:11:25) |
11.《ネタバレ》 イスを並べ替えるシーンが最高に面白い。最後の演説もいいね。 【noji】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-31 13:43:40) |
10.床屋のチャーリーがおっちょこちょいなのはわかりますが、独裁者のヒンケルまでおっちょこちょいなのには笑ってしまいました。演説は、床屋でも独裁者でもないチャップリン自身がセリフを言っている様な感じでした。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-23 09:15:41) |
【フッと猿死体】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-02-11 16:34:03) |
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8.この時代にこの映画を作れたことは驚愕します。その時の時代を生きていたら評価は変わっていたかもしれないが。。 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2006-05-21 07:02:43) |
7.《ネタバレ》 6点。平均よりもだいぶ低い点数になってしまいましたが、コメディ映画としての評価となればこれが妥当なところという気がします。 まず、序盤の戦争シーンはどう考えても余計なシーン。シュルツとの出会いを描きたいのならもっと短く編集できると思います。 また、笑えるシーンが一つもないのがイタい。音楽に合わせて髭を剃るシーンもパンケーキのロシアンルーレットもフライパンで頭をたたくシーンも、観客の笑いを取るには明らかに力不足だと思います。この映画最大の見せ場、ラストの演説がなければもっと低い点数をつけていたかも・・・。 しかし、笑いを忘れずにここまで自分の主張を訴えようとしたこの映画は、チャップリンの才能を再確認すると同時にコメディというものの奥深さを感じました。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-05 14:51:34) |
6.最後の演説、高校のときの英語の教科書に出てた気がする。 |
5.チャップリンの映画の中では、いやすべての映画の中でも異色作。最後の演説シーンは、もう映画とは言い難い。そこに立っているのは劇中の床屋さんではなくまぎれもなくチャールズ・チャップリンその人である。劇中で十分にナチスを批判しているのに、演説は必要なのであろうか?もちろんこの作品自体が命がけのメッセージで、それをしたチャップリンは凄いと思う。ココの皆様のレビューを拝見していると改めてその偉大さに感服する。ずっと点数つけるの迷ってたんですがこの点数、お許しを。 【R&A】さん 6点(2003-11-22 12:36:39) |
4.笑います。ドリフみたい。というか、ドリフが真似たのか。 この映画作成最中~上映時には、ポーランド侵攻、フランス侵攻が進んでいるのだけれど、映画では、主として、ムッソリーニと争うオーストリア問題。 チャップリンの最初のトーキー映画ですが、『モダン・タイムス』の“ティティナ”ばりに、ドイツ語みたいなんだけど、ドイツ語じゃないせりふがおかしいです。タモリみたい。というか、タモリが真似たのか。 チャップリンの結婚相手で唯一20歳代(他は10代)のポーレット・ゴダードが可憐です。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 6点(2003-11-13 21:44:15) |
3.独裁者と入れ替わるって発想は良かったのに、最後の演説が長くてちょっとうんざりです。チャップリンの出自からして必死だったんでしょう 【malvinas】さん [映画館(字幕)] 6点(2003-10-18 23:59:47) |
2.改めてコメディアンの原点の動きに脱帽。でも今の感覚で素直に見ると「わはは~!」と笑うよりは「ほほう」と感心してしまう。笑いとしての古典の宿命。 【チューン】さん 6点(2003-02-10 01:00:26) |
1.ごめんなさいm(_ _)mこーゆうテーマの映画って苦手なんです・・(^-^;でも最後の演説には私も共感しました。チャップリンだからこそ観れた映画でした。他の作品同様、チャップリンの演技は最高でした。 【ばかうけ】さん 6点(2001-12-14 22:21:06) |