ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー

[ヤンキードゥードゥルダンディー]
YANKEE DOODLE DANDY
1942年上映時間:126分
平均点:6.67 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
ドラマ戦争ものミュージカルモノクロ映画音楽もの伝記もの
新規登録(2004-08-22)【Pewter All】さん
タイトル情報更新(2024-09-17)【イニシャルK】さん
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監督マイケル・カーティス〔監督〕
キャストジェームズ・キャグニー(男優)ジョージ・M・コーハン
ジョーン・レスリー(女優)メアリー
ウォルター・ヒューストン(男優)ジェリー・コーハン
ジョージ・トビアス(男優)ディーツ
ウォルター・キャトレット(男優)劇場支配人
エディ・フォイ・ジュニア(男優)エディ・フォイ
スペンサー・チャーターズ(男優)オペラハウスの支配人(ノンクレジット)
パット・フラハーティ(男優)ルイス
原作ロバート・バックナー(原案)
脚本ロバート・バックナー
ジュリアス・J・エプスタイン(ノンクレジット)
フィリップ・G・エプスタイン(ノンクレジット)
音楽レイ・ハインドーフ(ノンクレジット)
ハインツ・ロームフェルド(ノンクレジット)
レオ・F・フォーブステイン(音楽監督)
編曲レイ・ハインドーフ
撮影ジェームズ・ウォン・ハウ
製作ハル・B・ウォリス
ジャック・L・ワーナー
ワーナー・ブラザース
配給日本ヘラルド
美術カール・ジュールス・ウェイル(美術監督)
衣装ミロ・アンダーソン
ヘアメイクパーク・ウェストモア
編集ジョージ・エイミー
録音ネイサン・レヴィンソン(ノンクレジット)
字幕翻訳清水俊二
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4.《ネタバレ》 『カサブランカ』と同年の戦意高揚映画で、監督も同じ。しかし日本での公開がずいぶん遅れたのは(1986年末)、あまりにも戦意高揚があからさまだからでしょう。このあたりが、普通のドラマとしても見られる『カサブランカ』や『ミニヴァー夫人』と異なるところです。また、主人公のコーハンさんが日本では知られていないということもあるのでしょう。しかし当時のアメリカでは相当な有名人らしく、観客も当然知っていることを前提としているようです。

物語としては、これまたアメリカ人が好みそうなサクセスストーリーでですが、若い頃のわけもなく自信を持っていて調子のいいところが、無責任シリーズあたりを彷彿とさせて面白いです。とはいえ、このあたりは無鉄砲すぎてなんだかなぁって感じで、成功してからの方がよかったと思います。ただ、基本的にエピソードの羅列で、作品全体としては起伏がないところが気になりました。とはいえ、舞台の場面も多くそれなりに楽しめました。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-08-16 17:02:32)
3.これ全編、ヤンキー精神の国威発揚映画。同時期の日本の国策映画と違って明るいのなんの。成功物語の型。随所にひらめく星条旗。リパブリック讃歌のあとは、リンカーン像に手を差し伸べ、シルクハットかぶった女性二人を脇にJ・キャグニーがステップ踏めば、アンクルサムと自由の女神が登場してきて、もう恐れ入るよりほかはない。ナショナリズムの高揚。こうすればアメリカは興奮するという手本のような映画ですな。この人が踊るんで驚いたけど、あちらの役者は「歌って踊れる」ってのはもう基本なのね(ふーん、ギャング役じゃなくて、これでアカデミーの主演男優賞獲ってるんか)。老人のふりして恋人と出会い、突然の軽やかなステップ、なんて鮮やか。この人は背が低いので、ステップも爪先立ちしたのを多用してた気がする。それが軽やかさを引き立てた。船から上がった花火がスポットライトになる舞台演出の妙。街中のネオンサインをクネクネと経巡って成功の歴史をワンカットで描いてしまう。アッパレというほかはない。日本では悲壮感漂う国策映画が多く作られ、またそういうのが効果のある国民だったが、あっちは明るくイケイケで盛り上がる国民。やっぱそっちのほうが戦争は勝つよね。
なんのかんのさん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2011-01-20 10:09:40)
2.ヤンキーなのにダンディー?しかも演じているのがジェームズ・キャグニーてのがある意味、可笑しくて、笑ってしまいます。歌い、踊る。ピアノの演奏するシーンが多いけど、ジェームズ・キャグニーがここまで楽しそうに演じているのを見てしまうと、ストーリーなんて、もうどうでも良く思えてしまったり、話そのものは特別面白いとも思えないし、テンポもそんなに良くはない。それでも、ジェームズ・キャグニーは何をしていても面白い。あの変な騎手の姿が妙に似合っていたり、この人、コメディアンとしてのセンスも抜群です。何度も言うように特別面白い映画じゃないけれど、ジェームズ・キャグニーの面白さが見られるということではファンとして見て損したという気持ちにはならない。
青観さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-03-01 21:49:37)
1.ブロードウェイのヒットメーカー、ジョージ・M・コーハンを、J・ギャグニーが演じきります。ちょうど太平洋戦争中ということもあって、星条旗のもと人心を集結させるのに、かなり役だったのではないでしょうか。だって、アメリカ人ではない私が見ても、アメリカって素晴らしい、自由な言論(大統領を槍玉にあげても大丈夫)が認められる本当に素晴らしい国だ!!と、一瞬思えてくるような仕上がり。体全体に星条旗をまとったようなJ・ギャグニーのパワーあふれる直線的な踊りに圧倒されます。が、挿入されている曲の出来にムラがあるのが難。軍人たちに向けて歌う音楽はとても素晴らしいのですが、なんとか使ってもらおうとプロデューサーのオーディションを受けるときに歌う曲は、ちょっと……あのプロデューサーじゃなくても、使いたくないよなぁって思うような仕上がりなんです。ジョージ・M・コーハンが生まれた7月4日。独立記念日に誕生したからジョージと名付けられた彼は、名前について人一倍敏感に反応していたようで、名前をあしらった歌がけっこう多かったように感じます。(そう、恋人には♪メアリー♪という歌を贈っている、この歌がけっこう頭の中でぐるんぐるんとリピートされる危険度の高いもの)。J・ギャグニーの踊りはなかなかのものですが、彼がもつ雰囲気っていうんでしょうか、これがこけたら後がない(実際にはある)ような、思い詰めたような容貌がショービジネスにあっていなかったような気がします。言いがかりでゴメン。
元みかんさん [映画館(字幕)] 6点(2004-08-29 15:39:11)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4111.11%
500.00%
6444.44%
7222.22%
8111.11%
900.00%
10111.11%

【アカデミー賞 情報】

1942年 15回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ジェームズ・キャグニー受賞 
助演男優賞ウォルター・ヒューストン候補(ノミネート) 
監督賞マイケル・カーティス〔監督〕候補(ノミネート) 
作曲賞(コメディ)レイ・ハインドーフ受賞(ミュージカル映画音楽賞として)
作曲賞(コメディ)ハインツ・ロームフェルド受賞(ミュージカル映画音楽賞として)
編集賞ジョージ・エイミー候補(ノミネート) 
録音賞ネイサン・レヴィンソン受賞 

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