1.戦争映画にも関わらずスリルを高める演出や涙を誘う演出、必要以上に敵国を貶める展開がほとんど無く簡潔に事件を追っている。ほとんど速報に近い形での映像化であり様々な観点からの文献などが多数出回っているわけでもないため、観客は事件の全貌を映画を追って理解しなければならないことを考えるとこれは正解。ドキュメンタリーとしては良く出来ていると言える。しかし大きな注目を集めた事件ではあったが戦史に関わるような重大事件ではなく、この映画は自己主張が全く無くエンターテイメント性にも欠ける分観客の興味こそが全てであるため、年月と共に風化していくことは否めないだろう。