1.特殊効果によるアクションシーンが満載である。「旅の仲間」「二つの塔」を遥かに凌ぐ合戦シーンの物量には、ただただ驚嘆させられる筈だ。ただ、残念ながら全二作よりもチョットCG臭さが漂っているのも事実。特にペレンノール野の戦闘シーンが気になる。レゴラスがオリファントに飛び乗るシーンなどは違和感バリバリです。アングルマールの大王が乗ってる獣もイマイチかな・・・。ただ、その2つは“贅沢を言うと”というレベルです。最大の問題は死者の軍です。引きで撮った画が緑のゼリーみたいでショボ過ぎる。これは酷いな(怖さが全く無い)。本当に勿体ないなと思いました。
とは言え、3年連続.特殊効果証受賞というのは十分に頷けるものであり、作品全体の技術面に関しては最高レベルです(音楽・音響・メイク・美術・衣装・歌曲など)。
あと、何と言っても追加シーンが気になるところですが、サルマンの最後は絶対に必要なシーンですよね!そもそも無いのがおかしい。よく劇場番で削ったな!こんな編集は考えられないことです(これで編集賞とってるのが凄い)。あと、ファラミア&エオウィンのシーンも当然必要だし、アングルマール対ガンダルフも必要(アングルマールが奇形のオークに「ガンダルフが私が殺す」と言っていたので)、サウロンの口も棄てがたいし、オークに扮装したフロド&サムも欲しい(潜入に対する理由付け)。
全体的に効果的にシーンが追加されていると感じました。