15.《ネタバレ》 哀しい。哀しすぎる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・モロに描き割り丸出しの惑星郡、セットなのがバレバレの山の中・・・1953年という時代を考えるとそれが当時最先端なんだろうけども、画面全体を漂うトホホ感はぬぐえない。あのオーソン・ウェルズがアメリカ中をビビらせたラジオ番組と同じ内容とは思えないほど緊張感がない。序盤の方で街がまるごと1個消えたなんて言われても、それまでの画面上で死んだの3人だけだから、リアリティをもって伝わらない。せっかくの原作を、シナリオと演出がだめにしてしまっている気がします。それにしても巨大隕石が落ちてきたと言うのに、当時の人々はのんきなものである。土産物屋の話するかよ?!これもある意味時代がなせる技なんだろうが。全然話は変わるけど、かなり科学的(当時)とは思うんだけど、それでも神を否定することはできなかったんだなと、やはり無神論者を嫌うアメリカの物語なんだなとつくづく思いました。 ・・・そうそう。あまり抗菌グッズばっかり使っていると、×××のようになってしまうかもしれないよ・・・ わたし的にはすっごく微妙(途中でどうしても眠くなって、最後まで見れたのは3回目・・・)で、心境としては5点弱といったところですが、時代を考慮して6点とします。 |
14.《ネタバレ》 昔から『ジョージパルの宇宙戦争』として、あの円盤の写真とともにお馴染みの本作。ちゃんと見るのは初めてだったのですが、いやぁ~色んな意味で【のどか】でした(笑)隕石が落ちてくるあたりの人々のノンキな言動。隕石が落ちた現場でチョロチョロ燃えてる火と消火作業。ダンスパーティも楽しそう(笑)。今まで使用したものよりも強力な核爆弾の使用を見物。ゴーグルで閃光を防げば大丈夫(マジかよ)。まぁ…時代ですね。【突如襲ってくる悪魔(的なモノ)と、それに対抗する神への信仰心】という隠し味も、この時代だなぁ、というカンジです。 ビックリしたのは、スピルバーグ版の『宇宙戦争』のいくつかのシーンが、本作の完コピだったコト。隠れている主人公に忍び寄るニョロニョロカメラとか、暴徒と化した群衆に車を奪われる場面とか。オープニングとエンディングをナレーション処理にするのも同じでしたよね。 てか、ジョージ・パルって監督じゃなかったんかい!それがいちばんビックリ! 【幻覚@蛇プニョ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-03-27 02:37:57) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 原作未読、初見。映像は1953年製にしては良く出来ていると思います。ストーリーも見応えありました。自分の世界が滅びそうだから他の世界を侵略する。問答無用で攻撃して破壊の限りを尽くす。今にも当てはまるもので結構な恐怖でありました。懸命に対抗する科学者達を襲う暴徒群衆も然りです。核攻撃も効かない(お粗末な描写に失笑)相手が滅んだのがウイルスというのに呆気にとられると共に最狂兵器はやはり生物化学兵器なのかと考えさせられました。 |
12.《ネタバレ》 スピルバーグのリメイク版を先に鑑賞したクチなのですが…まぁ50年という歳月で人類はどえらく進歩しましたなぁ。その進歩たるや今なら火星人が襲来しても大丈夫なんじゃないかと思えるほどです(火星人もどえらい進歩を遂げているわけですが;)。この特殊映像の雲泥の差ときたら!もし映像技術にも賞味期限なるものがあるとしたら偽造不可能なほどで、見えてはならぬ釣り糸が存在する宇宙船は現在見たらもう目が点です。でも本作はスピルバーグ版も受賞ならなかったアカデミー特殊効果ナンチャラをしっかり受賞しているわけで、当時としてはトップクラスの作品なのですよ。そんなわけで映像技術は致し方ないとしても、宇宙人が圧倒的パワーで侵略してきているというのに前半は良家のお子様のように人々が落ち着いていて緊張感の欠片も無い演出は退屈です(宇宙人の有無を言わさぬ攻撃性は凄いと思いますが)。ただ、暴徒に車が奪われるあたりからは圧巻。前半の不自然なまでの静から一気にパニックの動へ。やっぱりこうでなくっちゃね。それからスピルバーグ版に勝っているところが一つ、火星人が肩に手を置いて現れるシーンで一見ギャグっぽくもあるのですけど、これがなかなか怖い。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-21 18:05:23) (良:1票) |
11.この作品を観ていて、僕はどうしても地球が侵略されているという危機感を感じる事が出来ませんでした。それは火星人がどんなに強力な兵器で人や街を破壊していても、地球人の神に縋る姿勢や、政府や軍の恐ろしくマイペースな対応やセリフに対し、僕はどうしてもリアリティを感じる事が出来ず、結局最初からダラダラと進むストーリーに危機感を抱く事が出来ないまま終って行きました。それでも、この時代にこれだけの映像を作り上げたという事は本当に素晴らしい事だと思うので、その点に敬意を表して7点をつけようと思いましたが、主演の女優の時より叫ぶあの甲高い声が死ぬほど耳障りで気分が悪かったので、6点が限界です。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-07 18:46:09) (良:1票) |
10.映画に必要なのはCGだらけの映像じゃないんですね。映画製作への意気込みとアイデアなんですね。そんなことに気づかせてくれる貴重な一本。 【アルテマ温泉】さん 6点(2005-03-04 13:27:28) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 正直スピルバーグ版には期待してませんでしたが、このオリジナル版は非常に期待していた。 リメイクされる作品=名作という式が自分の中で成り立っていたからだ。 そして観てみて分かったのですが、名作という程ではないようです。 特撮は素晴らしく、視覚的な部分では映画史に残る重要な位置づけの作品なのでしょうが、 アカデミー賞で特殊効果賞しか受賞できなかったのも頷けます(賞だけで凄いですが)。 視覚以外の点では凡作に見えてしまうかも。 リアリティはSFとしてはあったと思います。 例えば避難する場面は素晴らしかった。人々が避難した後の空虚な町並みも良かった。 そして、町で集団パニックになって、人々が奪い合ったり破壊したり、混乱してメチャクチャな感じが素晴らしかった。 集団ヒステリーといったものが見事に描かれてたと思う。 リメイクでもここら辺が生きていたと思う。 あと、街が火星人の機械に破壊される場面が面白かったです。「ピロピロピロ」だとか間抜けな音ではあるが、しかし不気味でもある。 、、、物語が勝手に終わってしまった印象を受ける。 なかなか面白い作品でしたが、僕はこの作品に「2001年宇宙の旅」や「ミクロの決死圏」のような超名作SF並の内容を期待してしまった為にちょっと残念でした。 もちろん、それは僕が勝手に期待を押し付けただけなんですけど。 (2009年の映画メモをもとに) 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-06-04 22:16:18) |
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8.《ネタバレ》 以前リメイクを見て、ちょっとがっかりしたが、こちらはパニック映画としてはなかなか秀逸。展開のテンポ、ある程度の論理性、ラスト近くの緊張感は、良く出来ていて、HGウェルズの原作に忠実な結末とせざるを得なかったのだけが残念。1953年レベルの特撮に古さは感じるものの、カラーで光学処理がふんだんに使われていて当時としてはかなりハイレベル。トータルではなかなか面白い映画でした。 【nobo7】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-08-09 23:40:33) |
7.映像の迫力が売りの昨今のSF作品と比べれば、絵的には地味。 政府の対応や民衆の反応とかはリアルだと思う。 異星人を倒しまくるような展開ではないので、あんまりスカッとしない。 敵の種類も数ももの足りない。 はでなアクションを期待すると外れる。 意外な結末を見るためのものだと思う。 当時の都市の景観や車が珍しい。 異星人が放つ赤と緑のビームの描写は、今の目で見てもユニークで鮮烈。 【且】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-09 14:13:03) |
6.リメイク版を先に見てその次にこの作品を見ました。53年の作品というのを考えれば視覚的効果が、リメイク版より劣っているという点は仕方ないといえるでしょう。 見た後に何度も見返すぞという気持ちにはなりませんでしたが、歴史的資料を見たような感覚になってました。 リメイク版を見て、53年版も気になると言うかたは、見ても損はないと思います。 【doncdonk】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-23 18:04:45) |
5.《ネタバレ》 なるほど。 スピルバーグが作り直したくなる気持ちが分かる。 ラストがラストだけにそれほど面白い素材だとは思わないけど、スピルバーグがやりたかったことがよくわかりました。 スピルバーグ版に、もっと点数あげてもいいな。。。 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-05 01:13:06) |
4.正直、バリバリのVFX映画の完成形であるスピルバーグ版「宇宙戦争」を観た後では、ビジュアルの弱さに気後れしてしまうことは否定できない。映画としての緊張感という点でも、一方的に宇宙人に侵略され続けるという絶対的な絶望感を感じることがなかった。 ただ、ところどころのシーンで、その後のSF映画に影響を与えていると思われる描写は多々あり、この映画の価値はそれだけで充分あったのだと思わせる。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 11:40:48) |
3.《ネタバレ》 見方によって違うとは思うが、正直いって本格的な作りに驚いた。本作が50年前の映画とは思えない。鑑賞前は、特撮技術については稚拙で子供だましでショボイものを見せられるかと思う と不安で一杯だったが、そんな不安は吹き飛んだ。 もっとも訳の分からない緑色の光線を発しながら動く物体がワイアーで吊しているのがバレバレであったりしているが、そういう技術的な問題でもないだろう。技術を超えた情熱を感じる。「恐怖」を描こうとする情熱は今も昔も変わらない。むしろ昔の方が情熱は高かったのではないかとも思える作品だと感じる。あの宇宙人の描き方としても「サイン」の宇宙人とどんな違いがあっただろうか。 その他に、この映画の特筆できる点としては以下の二点が挙げられる。 まず一点目としては、「宇宙人の恐怖」だけではなく、「パニックによる暴徒の恐怖」を描いていること。さすがに「宇宙人」に対する恐怖は現実的な問題ではなく、技術的な問題もあるため、正直いって今の人々に対してそれほど恐怖を与えることはないが、「パニックによる暴徒の恐怖」は現実的な問題だ。天変地異によりいついかなるときにでもパニックを起こすことはあり得る話である。これには現実的かつ相当な恐怖を感じざるを得ない。 もう一点としては、人類の叡知が否定され、もっとも身近なものにより物事が解決された点だ。人類の科学的な叡知である核兵器によっても対抗できず、人類の文化的叡知である宗教であっても何の助けにもならない。それらで解決できなかったことが、ウィルスという我々の身近にありながら、自然の驚異という未知なものにより解決されるというのは素晴らしい発想である。宇宙という未知な問題と自然という未知な問題を同時に描かれている点も特筆できるところだろう。 あまりストーリー上では発展していない印象だが「愛」についても描こうと努力している点も誉められるし、あまり目的を明らかにせずにひたすら地球を破壊し続けたり、対話を求めても問答無用に殺傷する宇宙人の姿にも、冒頭恐怖を感じなかったと述べたが、やはりある程度の恐怖を感じずにはいられない。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-30 00:41:09) |
【くまさん】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-10 05:39:57) |
1.《ネタバレ》 特撮に関してはお世辞にも凄いとは言えないけど、なかなか良く出来ていて面白かったです。しかし『宇宙戦争』という題名の割には思っていたよりスケールが小さかったのと、火星人の兵器とやらがただの掃除機か何かにしか見えなかったのが残念。何せ前半のあの山小屋での密室戦はなぁ…、序盤でいきなり男三人を熱光線で焼き殺してしまうところは迫力バッチリで良かったんですけど。自分は先にオチを知っていましたが、確かに何も知らない状態で観たら最後は思わず「何じゃそりゃ!」と突っ込みを入れたくなるかもしれません。本作から50年以上が経った今、映像技術が進化した中でスピルバーグがこの題材をどう料理するのかが楽しみです。 【かんたーた】さん 6点(2005-03-07 14:54:13) |