4.《ネタバレ》 非常にオーソドックスな青春ドラマ。一昔前の日本の学園ドラマを見ているようです。
はじめの1時間くらいは高校生の学園生活をひたすらダラダラ見せられます。ただそれが日本とあまり変わらない雰囲気でして、しかも自分達が高校生の頃ってこんな感じだったかも、という既視感も覚えて、妙な心地よさを感じます。
そして1時間を過ぎたあたりで、ドラマが加速し始めます。
友人達に内緒のお付き合い。そこへかかってくる親友からのSOS・・・。葛藤の末、主人公は親友ではなく彼とのデートを選び、その結果・・・。日本のドラマなんかでよくありそうな展開ではありますが、私のようなベタな展開大好き人間には、こーゆーエピソードが入るだけでぐっとストーリーにひきこまれます。
それにしてもインドネシア映画とゆーものを初めて見たのですが、この国は自分達の国の言葉に誇りを持っていまして、『詩』がひとつのキーアイテムになっています。言葉大好きな自分にとっては、大変羨ましいお国柄です。
また、インドネシアの人って初めて見たのですが、さすがアジア圏、日本っぽい、けど南国っぽい雰囲気の人が多いのですね。
主演の女の子チンタは、決して飛び抜けた美人というわけではありません。ですが、喜怒哀楽、とりわけ『哀』の演技が抜群に上手く、泣きの演技が物凄く魅力的です。
で、ヒロインが好きになる相手役のランガはイケメンっぷりが尋常じゃないですね。
ドラマとしてはとりたてて絶賛するほどのものはありませんが、インドネシアの人、学校、街、家、初めてみるものばかりで、インドネシアという国を少しでも知ることができたのは凄い良かったです。