4.《ネタバレ》 個人的にはホラー・コメディの成功例と思っているチャイルド・プレイシリーズ。
今作も例にもれず、安定感のあるエンターテイメントとして仕上がっています。
二人の子供という新しい要素、家族ドラマを取り入れながらも、ファンが見たいチャッキーを見せてくれます。
ストーリーが粗くても、私はこの作品の芸の細かさが好きです。
例えば、呪文で目覚めた後は、人形なのに体の中が人間と同じになっていたり。こーゆーの好きです。
『人間に戻る』という目的がずーと変わっていないのも好き。
今作は犠牲者が多いため、一人あたりにかける時間はとても短いです。
そのためテンポは良いが、ホラーの緊張感はパワーダウン。
むしろ、今回の殺人はおまけみたいなものでしょう。
今回はチャッキーファミリーの教育方針をめぐる家族ドラマであり、親子ドラマ。このシュールさ、嫌いじゃないです。
ついにチャッキーが、『うるせー』ってぶちぎれちゃって、『やめだやめだ、人形のほうが気楽で良いぜ。』って言っちゃうシーン、大好きです。あんた、それを言っちゃあおしまいですよ。
それにしてもジェニファー・ティリーはぶさいくだなぁ・・・。
ジェニファーの女マネージャーと運転手、二人とも凄く良い人だったので、殺されちゃったのが少し残念かもです。