2.昏睡状態に陥った闘牛士の妻,ビクトリア・アブリル演じるグロリアが立ち直っていく姿を描いているというのが筋だけれど,立ち直るまでの彼女のだらしなさときたらありません.あきれるほどひどい.でも絶望的な状況でも彼女は死んでしまおうとすることはなく,無茶苦茶なんだけど,どうにかしようとあがく.その糸の切れたような行動に惹かれて見てしまう,そんな映画.ビクトリア・アブリルは今やスペインを代表する監督ぺドロ・アルモトバル監督の映画にヒロイン役で頻出している女優さんでなかなかの美人です.アルモトバル映画のファンは必見かな.