9.《ネタバレ》 悪くはないけど、特筆すべき点も無い作品。 家族という普遍的なテーマを扱っているので作品には入り込めましたし、豪華キャスト陣の演技には引き込まれました。ただ、全体的にどうも深みが感じられず、正直「ふーん、こういう話だったんだ」程度の感想しかありませんでした。まあ、親孝行はできる内にしとかなきゃいけないなと思わせてくれはしましたが・・・・。 【TM】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-08-20 00:53:05) |
8.数年前に映画館で鑑賞し、つい最近もう一度鑑賞してみた。 そうしたら、数年前よりも泣けた。 おそらく、親の存在の有難さ、いつか亡くなるという恐怖を数年前より真剣に考えるようになったからだと思う。 物語の中で疑問に思ったのは、オトンの存在。家族を捨てた(?)のに、中盤からひょうひょうと出てきて今更何?と感じた。 全体評価としては、物語は淡々としているけれど、母との絆を感じることが出来るし良いと思う。 【ひまわり】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-06-01 23:35:37) |
7.《ネタバレ》 なんだか淡々と進んだ印象です。原作を読んでいる際には通勤電車の中で涙をこらえていた記憶があるのですが、そこまで感情移入することなく終わってしまった感じです。ストーリーだけを追ったあらすじ紹介程度にとどまっている気がします。原作が心に響いただけに残念ではあります。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-05-18 21:57:31) |
6.連続TVドラマ版の速水もこみちのイメージが強く、原作者のリリー・フランキーを考えても、やはりオダギリジョーはミスキャスト。魅力のある俳優で演技は良いのだが、先に出来てしまったイメージに合わないのでしっくりこない。田舎臭さを欲しいところだが、何をしても格好良い。彼に3枚目は不可能。男としては羨ましい限り。終始ナルシシスティックな演技が見られるので、女性ファンは必見。 原作→映画→ドラマの順なら理解できるが、最後に映画化は意味はあるのだろうか。 【コック】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-05 02:01:15) |
5.《ネタバレ》 確かに泣けました。東京と言わず、実家を離れた息子にとって普遍的といっていいようなお話であり、それに母親の死を絡まされては泣かずにはいられません。それゆえに映画の成否は、このありふれた感じをいかにして殺さずに醸しだすかにかかっており、それは成功しているのでしょう。 ある意味で反則な映画ですが。 【かじちゃんパパ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-07 14:12:55) |
4.私は、原作も読んだしドラマも見た者です。リリーフランキーと同じ九州の福岡出身で、実際に今東京に上京し、親と離れて暮らしています。つまり、すべてがかぶるのです。おかんの話す方言も、田舎から東京に出てきたときのさみしさも虚しさも、東京タワーへの憧れも、全部自分自身とかぶってしまい、とにかく原作では大号泣でした。もこみち主演の連続ドラマは、確かにもこみちの演技はド下手くそだったけど、倍賞さんのおかんが大好きで、毎週かかさず見ていました。そして、映画。。。。かなり期待が多かったのですが・・・。正直、「あれ?こんなもんなんだ?」というのが感想です。感動がすごく薄かった。おそらく、あれが実際に近い感じなんだろうと思います。ドラマはあまりにも「感動してください!泣いてください!」という演出がすごくて、毎週毎週泣いていたのですが、この映画は、そんなにわざとのように泣かせるシーンは少ないです。事実を描写しているように、比較的ドラマとは違い、淡々と話が進んでいきます。ドラマにはなかった原作のシーンもあったし、役者の話す筑豊弁が、同じ福岡出身の私が聞いていても、まあ悪くはなく自然な感じもした。オダギリジョーは、今まで演じた役者のどの「マー君」より、一番良かった。キキキリンもすごーーく素敵なおかんだった。でもドラマの賠償さんおかんも良かったから、そこは好き好きだろう。文句をつけるならば、若いころのおかんがキキキリンじゃないため、キキキリンのおかんの出演場面が少なく、残念。年の関係もあるが、やっぱり若いころのおかんもキキキリンに演じさせるべきだろう。おとんもドラマの泉谷しげるが一番イメージにあっている。主題歌は、断然コブクロが一番いい。まあ、総合的に見て、私は、映画より連続ドラマの方が好きだったかな。連続ドラマの方が泣けた。あと、連続ドラマは毎週1時間約3か月間ずっと賠償おかんともこみちマー君を見ていたせいか、賠償おかんともこみちマー君に情が湧いてしまったのかもしれない。やはり2時間の映画にするには無理があったのではないかと思う。 【あしたかこ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-04 14:26:46) |
3.《ネタバレ》 単行本やテレビドラマで話題になっていましたが、映画も上映されるとの事でしたので一切目を通しませんでした。実際見て想像通りの域を超えず、なんと言っていいのか、多少肩透かしを食った感があります。 もっと胸に来るものがあるかとも思いましたが別に感動したいがために、涙を流したいがために見に行ったわけではないので、可もなく不可もなくという感じ。 ただ一カ所だけ胸に応えたのは病院に連れて行く時に主人公が母の手を引いて横断歩道を渡るシーン。自分も子供の頃、母に手をつながれて歩いたし横断歩道も渡ったけれど、逆に自分が大人になってから母の手を取って歩いた事はおそらく一度もない。母も老いており手を引かれたい、もしくは今までの生活の中で支えてもらいたいと思ったことは当然あるはず。それを自分には一切言わない親の偉大さを実感し、また、見て見ぬ振りをしてしまっている自分の親不孝さを改めなければいけないなあと、そんなことを考えさせられました。 【たくみ】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-05-02 21:30:04) |
2.どうしても、自分の親のことを考えてしまいます。卑怯なつくりの映画。あまり感情移入したくない気分で観てしまいました。でも、自分の親をなくしてから観たらもっとやられちゃうだろうなぁ... 【よしふみ】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-04-30 00:09:55) |
1.これはリリー・フランキーの「東京タワー」でもなく、オダギリ・ジョーの「東京タワー」でもなく、すべては樹木希林&内田也哉子母娘の為に捧げられたかのような「東京タワー」という一篇の映画に仕上がってましたね。私は既に放映済みのテレビのスペシャルドラマも連ドラも観てはいないんですが、この作品については炭鉱町出身一九州男子の、普遍的成長物語といった趣、演出も脚本もごくごく普通の出来栄えだと思いました。並みいる他の芸達者の出演者や顔見せ程度に現れる豪華ゲスト陣を押さえ、いぶし銀のように光っていたのは映画初出演の也哉子さんです。何でだろう・・・?特に演技が秀でていたわけでもなく、とりわけ美貌というわけでもないのに、彼女は男にとっての「オカン」という存在そのものに成りきってました。終始目許のあたりに漂わせていた慈愛の表情は、演技の力だけではとても表現出来ないものです。演技経験殆どなしという彼女が、今回たまたま母親の若い頃の役柄という事でこの役を引き受けたのか、これからはもう映画出演する意思があるのかないのかなんて、私には知る余地もないんですが、是非これを期に女優業は続けてもらいたいですね。う~ん、希林&裕也DNAの威力たるや恐るべし!W 【放浪紳士チャーリー】さん [試写会(吹替)] 6点(2007-03-31 11:11:55) |