16.《ネタバレ》 人によってかなり感想に差が出そうな作品です。 歴史映画を期待すると裏切られてしまいますが、マリー・アントワネットを「一人のどこにでもいる女性ととらえる事」に挑戦した映画だと思ってみると、なかなか興味深い作品だと思います。 マリーを一人の女性としてとらえた時、彼女の、ショッピングやグルメに熱中しなければ「やってられない!!」という感覚はとっても現代的で「ああ、そういうことだったのかもなぁ。」と妙に納得させられる感がありました。 おしゃれなドレス、かわいいスイーツ、豪華なパーティー、舞台となるヴェルサイユ宮殿の華やかさ。それに相反しての、マリーの孤独、本当に求めているもののささやかさ、彼女を破滅へと向かわせる歴史の波。この空しさの対比は上手いと思いました。 歴史的なリアルさは皆無だったとしても、なかなかいい作品でした。 【pani】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-02-16 16:10:27) (良:1票) |
15.そですネ・・・。six-coinサンの言うとおりなのかもしれません。飛躍し過ぎてるかもしれないケド,「宮廷」の生活は今のこの自分自身の生活に置き換えるコトができるのかもしれないなぁと思いました。今の世の中,ほんとモノがあふれてて,いろんな物無駄使いして,でも自分の意思で「ココ」にきたんぢゃないって言い訳して,外の世界に目を向けようとせず,勝手に孤独になって,狂気を起こす。えー,某アニメで「等価交換」とゆう言葉がありましたが,そうなんデスよね~。キレイな靴も,おべべも,おいしいお菓子も,国をちゃんと治めてはじめて,手に入れるコトができる。知らなかったではすまされない。それだけのことを,民は求めてる。でも,女目線から見てしまうと,あれはだんながちょっとヘタレすぎたような・・・・。もうちょっと,妻も国も真正面から向き合ってあげて欲しかったデス。 【小星】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-01-22 00:04:59) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 「ロスト・イン・トランスレーション」に全く乗れず、「スパイダーマン」の弱点がヒロインの存在そのものという自論を揺るぎないものにしてる自分としてはこのお二人のコラボ、正直怖いもの観たさの観賞となりました。・・・意外にも良かったです、いかにも女性目線からの、マリー・アントワネットという一女性を通したフランス小宮廷史。故郷ウィーンからベルサイユへのお輿入れの冒頭シークエンスから、丹念かつ延々と撮っているので、ああこれは彼女の生涯最後までは収めきれないだろうなって思ってたら案の定その通りでした。中盤のしつこい位の王妃ご懐妊お世継ぎ騒動は、ニッポン皇室ウォッチャーの方々に特に受けそうな感じ。衣装やらケーキやらの小道具類等、細部は凝りに凝った丁寧な演出が見られるけど、どうも全体として見ると構成がガッチリしていないというか腰が据わってない印象。あくまでターゲットをプチセレブ願望大の女性観客としてならこれで及第点なのでは?それでもバスチーユ牢獄襲撃スペクタクルシーンくらいは、クライマックスあたりに用意してもらいたかったかなあ・・・。ジュディ・ディビスの使い方がもったいないし、BGMの使い方には疑問百出。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-01-20 13:19:10) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 世界史に疎いので、純粋に映画として楽しめた。 豪華絢爛な生活なのに、全く羨ましく思えない、これ如何に。 ソフィア・コッポラの映像美と音楽は、本作でも健在。 マリー・アントワネットの凄まじき生涯をソフィア・コッポラ流のアレンジで楽しめた。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-09-11 00:37:57) |
12.《ネタバレ》 女の子が大好きそうな、お姫様やら沢山のドレスやら大量の靴やら美味しそうなスイーツやらをキュートに描いたオシャレな映画。スピーディーな展開やセンス溢れる映像やら音楽とかは確かに観てられるけど、まぁそれだけって感じかな。特に心に残るものもないよ。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-04-20 18:24:00) |
11.ソフィア・コッポラのしたかったことがストレートに伝わるポップでキュート、少女趣味爆裂のブルボン絵巻。舞い散るフリルとレースの層に目がちかちか。ピンクでゴールドな小物の数々、可憐なお菓子。気合てんこもりの美術に目くらましをかけられそうになるけれど、K・ダンストのマリーは無邪気な女子高生みたいで、いやあだって当時14才で嫁いだという史実を思えば実際ほんとにこんなお嬢さんだったのじゃないかしらと思わせて好演だったと思う。後半の暗さは物語のボルテージを一気に下げてしまって、中途半端。マリーアントワネットをポップアイドル仕立てにしたかったのなら、あの革命をも軽やかに生き抜いたくらいの創作をしても良かったのかも。ソフィア・コッポラにタランティーノばりの胆力が無かったのは残念だ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-12 00:40:14) |
10.ソフィア・コッポラが再びキルスティン・ダンストと組んで撮ったブルボン王朝絵巻。 ソフィアは「ヴァージン・スーサイズ」もそうですが少女趣味なのですよね。 デコラティヴなお菓子・ドレス・靴の向こうに空虚さが透けて見えそうで見えないもどかしさ。 「ベルばら」ファンでなくとも、「錠前屋」ルイ16世やフェルゼンはいてもオスカルやアンドレがいない…と思ってしまう不思議。 きれいなもの、おいしいものが好きな女性の小部屋。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-25 07:00:01) |
9.《ネタバレ》 「伝記もの、ヒューマンドラマものとして、マリー・アントワネットを描きたかったんじゃない。キュートな女の子としてのマリー・アントワネットのお洒落で贅沢な日常を描きたかっただけ」と言っているように監督の意図というかメッセージ性はビンビン感じる。 その意味で言うと、市民革命まで描いてしまったのはNGな気がする。贅沢三昧の生活をしているところで、気の利いたセリフで終わったほうがよかったし、所々の長尺の叙情的なカットとかも無いまま、もっとテンポ良く撮った方がよかった気がする。 スパイダーマンのヒロイン役のときはパッとしないなぁと思っていたけど、キルスティン・ダンストは「エリザベスタウン」と本作ではとてもキュート。 ルイ16世役も、こんな感じの人だったんだろうなぁと思わせるようなはまり役でした。 【かずろう】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-23 23:20:44) |
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8.無邪気で可愛いお馬鹿さんの悲劇。そこで終わるならいっそ写真集でいいのでは?と思うような内容ではあったが、実際そのつもりで見ているとそれなりに目に美味しく楽しめた。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-15 22:07:32) |
7.やはりソフィア・コッポラはセンスがいいと思いました。イイ感性をしてる。 革命とその経緯、前夜に重きのある歴史大河ロマンを期待して観たら肩すかしをくらうでしょうね。そういうのは「ベルばら」で充分です、リアルタイムでコミックで連載されていた頃に読んでたし。 思うにコレはマリー・アントワネットが見たフランス王室で、宮殿を舞台にしたアントワネットの青春ストーリーみたい。 ドレスも豪華だけど、それよりも靴とスイーツに焦点を当てているのがいい。あのパンプス、ミュールの数々は今でも通用するデザインで、私の好みド真中でした。白い下着とネグリジェの可愛らしさね。ソフィア・コッポラのこういう着眼点に感心しました。 ポップな音楽も良かった。オープニングのタイトルロールで「マリアンヌ・フェイスフル」を見つけてどこにでてるのか気をつけてたけど、わからなかった。 マリア・テレジアだったんだ・・・ジュディ・デイヴィスというのもなかなかですね。 女優の選び方がいいです。 【envy】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-09-19 12:56:23) |
6.「ロスト・イン・トランスレーション」はドキュメンタリーすれすれな不思議な映画だったが、今度は一転、現実ばなれした絢爛豪華な世界を、やはりあくまでも一人の少女の目線から見たドキュメンタリーのように見せる。やるねソフィア! ベルサイユに重おもしさは無く、おそらくこの時代にリアルに生きていたのなら、意外とこんな風に見えてるんじゃないかと思えてしまう。歴史ものってセピアっぽかったりするけど、その時代に周りがセピアに見えてるわけないじゃん。ねー? マリーが夫に相手にされず、買い物に走ったり、反動で?ロハスな生活を始めたり・・・時代に翻弄される女の一生は、いつの世もはかないもんです。 【ETNA】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-19 15:25:39) |
5.《ネタバレ》 相変わらずソフィア・コッポラさんの作品というのは、ふわふわした理屈にならない乙女心をそのまま具現化したみたいな、なんとも言えない雰囲気の作品ばかりで、この作品もやはり例外ではありません。音楽なりなんなりで現代風にアレンジってのは、まぁそれはそれでいいんですけど。会話がもの凄く俗語的で、卑猥さや隠語が飛び交ってばかりなんで、遠い国の遠い昔の話でしかない宮殿での貴族生活が、やたら身近なものに親近感をもってみることが出来ましたから(笑)。どうしてまたちょいブス女優のキルステン・ダンストがアントワネット役なのかしらと思ってたんだけど、でも確かに自由奔放さとか、享楽的な感じがキルスティンさんにはよく出てますよね(笑)。そういう貴族生活からの最後の堕落劇として、僕はギロチンの刑をちゃんと見せてくれるもんだと期待してたんだけど、結局そこまでいかずに終わっちゃった。そう、つまりはマリーアントワネット自体はソフィア監督にはどうでもいい。単に彼女の人生の舞台を借りて、自分のいつものふわふわした感覚、映画的表現をまたやってみたかったにすぎないのでしょう。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-08-08 20:43:43) |
4.あり得ない色にあり得ないデザイン! とわかってても、うっわ~、1度衣擦れってやつを体験したいなーって思わせてくれる? そんな作品かなぁ(笑)。ちなみにスィーツは全然美味しそうに見えませんでした、すごく美味しそうに撮れてませんでした。選曲も私には合わなかった~。 【ジマイマ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-03-01 18:32:47) |
3.《ネタバレ》 フランス革命前の歴史的事実がある程度わかっていて、当時の風俗に興味がないと話についていくのは厳しいくらいに観客は蚊帳の外な感じかも。少なくともベルばらは読んでおかないと。 最後が微妙に尻切れトンボだとか、仮面舞踏会でロックを背景に踊るのはどうかとかは思いましたが、フランス貴族のゴージャスな雰囲気とか、時代の気分とか、当時の常識とかいったものを味わうには悪くないです。 【修某】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-02-18 01:18:48) |
2.ソフィアらしいポップでキュートなおしゃれ映画、でした。それ以上でも以下でもなし。そこそこ楽しめたと思います。人物の掘り下げや深さを求める映画ではないので、それでいいんじゃないでしょうか。 キルスティン・ダンストはホントにおいしそうなケーキみたい! |
1.ソフィアコッポラ色がよく出ていた気がします。彼女はインタビューで「ロストイントランスレーションでは東京の旅を2時間味わってもらったように、この映画ではヴェルサイユの旅を2時間味わって欲しい」という感じの事を言っていた。その意図はうまく表現できていたと思う。曲やテンポもロストイントランスレーションに近くてよかった。でも後半は正直ちょっとだらけ気味。6点ってことで可も不可もないけど、いかにもソフィアコッポラの映画だなって思った。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-01-22 00:35:34) |