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こわれゆく世界の中で

[コワレユクセカイノナカデ]
Breaking and Entering
2006年上映時間:119分
平均点:5.83 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-04-21)
公開終了日(2007-06-01)
ドラマサスペンスラブストーリー
新規登録(2007-05-06)【ぽん】さん
タイトル情報更新(2016-11-06)【イニシャルK】さん
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監督アンソニー・ミンゲラ
キャストジュード・ロウ(男優)ウィル
ジュリエット・ビノシュ(女優)アミラ
ロビン・ライト・ペン(女優)リヴ
マーティン・フリーマン(男優)サンディ
レイ・ウィンストン(男優)ブルーノ刑事
ヴェラ・ファーミガ(女優)オアーナ
エド・ウェストウィック(男優)ゾーラン
ブランカ・カティッチ(女優)
平田広明ウィル(日本語吹き替え版)
土井美加アミラ(日本語吹き替え版)
井上喜久子リヴ(日本語吹き替え版)
村治学サンディ(日本語吹き替え版)
小松史法ゾーラン(日本語吹き替え版)
日野聡(日本語吹き替え版)
宇垣秀成(日本語吹き替え版)
佐々木勝彦ブルーノ刑事(日本語吹き替え版)
岡本麻弥オアーナ(日本語吹き替え版)
石住昭彦(日本語吹き替え版)
林真里花(日本語吹き替え版)
魚建(日本語吹き替え版)
遠藤綾(日本語吹き替え版)
脚本アンソニー・ミンゲラ
音楽ガブリエル・ヤレド
撮影ブノワ・ドゥローム
製作シドニー・ポラック
アンソニー・ミンゲラ
ミラマックス
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
配給ブエナビスタ
特撮フレームストアCFC(視覚効果)
美術アレックス・マクドウェル(プロダクション・デザイン)
アンナ・ピノック(セット装飾)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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4.《ネタバレ》 終末SFを連想させる邦題は意味不明ですが、原題の”Breaking & Entering”は作品の内容を端的に示しています。「相手の心に入り込むためには、まず目の前の壁をぶち壊せ」、本作はコミュニケーション不全に陥ったカップルの再生の物語です。。。
美男美女であり、富にも名声にも恵まれたウィルとリヴは、表面的には完璧なカップルです。しかし、リヴの連れ子であり、軽度の精神疾患を患う少女・ビーの存在が、二人の関係を難しくしています。ウィルはリヴとビーを愛しているものの、血縁がないためビーとの関係に遠慮があって、家族に入っていけないもどかしさを抱えています。一方リヴは、自分とビーから一定の距離を置き、ひたすら仕事に打ち込むウィルの態度に不満を持っています。両者とも互いを思いやり、幸せな家庭を築きたいという共通の目的を持っているものの、表面的な均衡を重視して本音を言わないために関係が破綻寸前となっているのです。そこに降りかかったのがウィルの不倫騒動。これが、関係の危うくなったカップルを崩壊させるダメ押しの一手になるかと思いきや、普段は完璧なウィルがみっともない姿を晒して平謝り&「不倫相手の力になってやって欲しい」と図々しいお願い事をするという展開が、煮詰まったカップルにとっての代謝の役割を果たします。互いに気持ちをぶつけあって、最後はめでたし、めでたし。変わった切り口の話ですが、一定の真理を突く鋭さも持ち合わせています。。。
ミンゲラは、この物語に社会性もトッピングします。同じ移民であっても、北欧出身のリヴや日系人のルビーは裕福な身分であるのに対して、ボスニア出身のアミラは貧しい生活を余儀なくされているし、アフリカ出身のエリカは掃除婦にしかなれません。ウィルが任されているのは下町の再開発プロジェクトですが、それには中産階級が安心して暮らせるよう、治安の悪い貧民街から犯罪の元(=貧民街の住人)を追い出すことが伴います。ロンドンが抱える人種的混沌を、個人レベルの物語にまで落とし込んだミンゲラの構成力は驚異的なレベルに達しています。。。
ただし、良くも悪くも綺麗に整いすぎているのがミンゲラの欠点であり、言いたいことは理解できるものの、心に染み入るものがなかったのも、また事実。特に、ウィルがリヴに不倫を白状する場面なんて、もっと激しい言い合いがあってもよかったように思います。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-02-06 18:32:37)
3.《ネタバレ》 最後まで飽きずに楽しめる良作だと思いますが、いろいろつめこんでる割には生かし切れていない感じがします。本当はもっと深いテーマを描きたかったのでしょうが、そこまで手が回らなかったのか。じわじわと心に染み入る作品です。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-21 02:52:15)
2.ああいうデザイナーズ物件みたいな住宅って、白くてきれいでアーティフィシャル、つまりは人工的で。なんだか血の通ってない感じがする。なんだかあまり、感情移入できなかったなあ・・・作り物感が強すぎて。あっさり塩味みたいな映画です。
SAEKOさん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-23 00:49:45)
1.《ネタバレ》 恋愛ものの苦手な私なので、見る前から楽しめる気がしなかった割には結構最後まで飽きずに見ることができました。でもあちこちのレビューで言われているように、ちょっと伏線や隠喩を処理しきれていない印象は否めません。
ウィルは成功している都市設計家で美しいパートナーとその娘と、他人から見れば最高の暮らしをしているけれど、実際は彼女とは本音を言い合えずにすれ違い続け、自閉症の娘とはうまくコミュニケーションが取れず胸につかえを抱えた日々を送っている。パートナーであるリヴは娘のためにとキャリアを手放して、24時間娘のために使い続け、限界を越えるストレスを抱え、ウィルにかまう時間も精神的ゆとりもなく、自分を見失っている。
一方アミラはボスニア難民で、貧しいながらようやく手に入れた息子との平穏な日々に幸せを感じつつも犯罪に手を染める息子を止める事ができず悩んでいる。そんな、困難を抱える三者の間に起こったラヴ・アフェアはただの浮気よりもずっと複雑な人間関係を生じてしまうわけです。

映画ではたくさんの隠喩が練りこまれていて、わかるものもあり、わからないものもありで、そのあたりがちょっと消化不良に感じました。あのキツネは一体何を意味していたんだろう... 

ウィルは本来リヴに与えてもらえるはずの愛を求めてアミラの手を取り、アミラはもっと単純に寂しさを埋めるためにウィルを慕った(寝たのは息子のためでしたが)、すごく単純でセンチメンタルな関係ですよね。ラストに向けて様々なドラマを経て、それぞれの本来の道を改めて進んでいくという結果に落ち着いたわけですが、ちょっと綺麗過ぎるかな? 

個人的には大好きなレイ・ウィンストンのカメオ出演がうれしかったです。やっぱ魅力的なおっさんです。
ぽんさん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-09 10:24:36)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.83点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4116.67%
500.00%
6466.67%
7116.67%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review1人
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