3.《ネタバレ》 7点でも良かったんだけど、中盤に訪れる全体のネタ晴らしの仕方が露骨すぎたので、
やや割引。まぁ、でも面白かった部類かな。
吉田監督の興味を持って「なま夏」と本作の2本をアマゾンで購入したものの、
時間がなくて、これずーーーーーーーーーーーーーーーーっと観れなかったんだけど、
ようやく見れました。(※っていうかDVDって買ってしまうといつでも見れると油断しちゃうよね。ウチは田舎なので地元のレンタル屋には純喫茶磯辺くらいしか置いてないから買ったのだけども。)
ヒロイン望、ちょっとウザい親友の子、そして異様な雰囲気を放つあべこうじの彼女と、3人の女優さんはそれぞれ個性を放っていて、この後、活躍しそうな空気もあったけど、2013年現在今作以外で見かけないのは吉田監督の演出の成せる業なのだろうか?
あのリアルな演技と空気感は。この監督の作品はなるべくなら他人にオープンにしたくない部分の「あるある」を躊躇なくしてくるので、そこに人間臭さを堪能するどころか、むせてしまうくらいのところがある。規制だらけのこの時代に、こういう監督がいるのは貴重な気がする。
なるべく、多くの人に見つからないで欲しいものだ。