6.《ネタバレ》 なんの予備知識も持たずに、衛星放送でやってたのを鑑賞いたしました。
あまり親子には見えませんが、このコンビなかなかいいですね。特に父親役の鮎川誠さんのキャラが好き。
話も世界観も登場人物も全てがユルイんですけど、この父ちゃんが特にこのユルイ世界の構築に一役買ってる。
さすがはロッカーなだけあって、ジャージ姿でもなぜか格好良いんです。
そんな父と息子のコンビが避暑地の山荘に向かうわけですが、私はわけあって嬬恋村に土地を持っているので、
一目で「あ、ここは嬬恋村だな」とわかりました。あの一面のキャベツ畑が素晴らしいのです(何故か劇中ではレタス畑と言われてましたが)。
東京の気温と比べて度々ガッツポーズしていましたが、実際にここは夏でも本当に涼しく、夜になると肌寒いぐらいです。
映画としては、ぶっちゃけ中身はあってないようなもんなんですが、その何も起こらなさ加減がいい、という不思議な映画です。
色々な困難に対して力強くエネルギッシュに抗って乗り越えていこうという映画もたくさんありますが、
こんなふうに飄々として困難は困難のままにすっと受け入れて乗り越えていく、そんなスタンスもあるんだなと思いました。