1.《ネタバレ》 自分には一回見たらもういい感じですし、他人にオススメするには面白みに欠けていると思いますが、ラストは不意に涙が出ました。他人に頼まれて描く絵に「何も感じない」と言っていたシーンや、「野菜を描くなんてベジタリアンのレストランにしか飾れない」みたいに言ったシーンがあるから、グッときました。思えば庭の作物は庭師の作品なわけで、でも主人公は自分の絵のことばかりで庭のことにはあまり関心を示していなかった。庭を指して「自分の人生だ」と言う庭師に対し、主人公は自分の絵を指して同じ思いがあるのかどうか…そんな彼が最後に作物に水をやるシーンと展覧会の絵が良かったです。それと、バイクと犬のシーンはずっと焼き付いて離れない気がします。