熱泥地 [短縮公開版]のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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熱泥地 [短縮公開版]

[ネツデイチ]
(現金と美女と三悪人)
ビデオタイトル : 現金と美女と三悪人
1950年上映時間:62分
平均点:5.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1950-05-01)
ドラマモノクロ映画犯罪もの小説の映画化
新規登録(2009-05-01)【なんのかんの】さん
タイトル情報更新(2012-05-07)【イニシャルK】さん
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監督市川崑
キャスト藤田進(男優)栗田
利根はる恵(女優)カツミ
堀雄二(男優)御子柴
東野英治郎(男優)千葉
進藤英太郎(男優)土瀧
田中春男(男優)山猫
山本礼三郎(男優)鉄砲松
伊藤雄之助(男優)猟師
脚本市川崑(脚色)
音楽伊福部昭
撮影横山実
製作田中友幸
配給新東宝
編集後藤敏男
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2.市川崑監督の初期作品。短縮版のせいか唐突に感じる部分が多く、あまり面白いとは言えないが、娯楽映画としてはそこそこ。「黒い十人の女」でも見られたようなシャワーの演出など市川監督らしいタッチは既にこの頃から健在。主演は藤田進。東宝の映画でよく見る俳優であるが、主演作を見るのは「姿三四郎」二部作以来か。ヒロイン役の刀根はる恵がふてぶてしく、「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」のリリーの母親役の印象がある人だが、まるで別人のよう。東野英治郎がやけに若々しいなど出演している俳優を見るだけでも楽しい。ただやはり時間が短すぎて何か物足らない。ラストもやたら唐突でそれで終わりなのかよという感じだし。オリジナル全長版は残っていないのかもしれないが、残っているならいつか見てみたいと思う。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2012-05-10 17:51:40)
1.昔の映画を見ることは、そのまま俳優に反映した歴史を見ることでもあり、たとえば藤田進。ちょっと前までは理想的な帝国軍人をもっぱら演じていたのが、この戦後5年目になると、眠れないと言って酒飲んで荒れている役。彼が演じてきた人物とダブって見えてくる。この後『ひめゆりの塔』で、優しい日本の兵隊さんから一転して変わる軍人を演じて、彼は俳優として立派に戦争責任を果たしたと思っているが、それは別の話。飲み屋の女将なんかの脇役で、顔は知ってるけど名前までは…という俳優だった利根はる恵が、この時代は主役級でけっこう光っていたのだ。そう思って見ると、彼女には戦後混乱期の雰囲気がある。そして映画見終わってから調べたら、そうか『男はつらいよ・寅次郎忘れな草』のリリーの母親役だった。あれを忘れてはいけなかった。出番は少なかったが強烈な印象を残したものだ。つまりリリーの母親も、この『熱泥地』のヒロインのようにふてぶてしく輝いていた戦後史を秘め、飲み屋の女将をやって娘にたかる生活にたどり着いた、という歴史があったのだろう。でこの映画、崑らしい切れ味としては、斜めにシャワーが構図を断ってのラブシーンなど。アイヌの歌となると、これはもう伊福部昭の音楽。副題は短縮版公開時のもので、「現金」には「ゲンナマ」とふりがながついていたように記憶している。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2009-05-03 12:04:00)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.33点
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200.00%
300.00%
4133.33%
500.00%
6266.67%
700.00%
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900.00%
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