1.けっこう面白く見たのは三本立てというお得な鑑賞環境の成せる技か。ありがちな設定だし、アクションにしてもサスペンスにしてもロマンスにしてもコメディにしてもどれもこれもがそこそこ止まりで、決定的に面白いというところまでいかない。それでもこのテキトーな面白さが気持ちよかった。お金をバンバンかけた大作では味わえないこのテキトーさ。気楽さというべきか。こういう気合の入ってない娯楽作品って日本じゃ絶対作れないような気がする。なんかけなしてるみたいになっちゃったけど本当に楽しめたと思ってる。ジェニファー・アニストンがまた適役。中年の色気は皆無。セクシーというよりもキュート、あるいはチャーミング。でもムリして頑張ってる感も皆無。もちろんビジュアル的にもOKで、だからこそそこそこの映画になってるってのもある。