1.《ネタバレ》 最初、斬られても撃たれてもクビ折られても、死なない主人公に、「そういうの面白く思えって価値観?」と、ちょっと心配になった。途中の30日の業自体も、ギャグがスベっている感満載だったので、ますますその思いが募る。コレ、本気でこの「業」の部分を笑えって思ってるんなら、勘違いも甚だしいだろう。
途中で、業が公開されるようになってから、「コレは、お笑い興行の話なのか!」と感じた。出演者と作家、観客が一体となって創りだす、興行の世界。そういうの描こうと思っている?
と、思っっていたら、最後、「追い詰められ、最中を押され」た侍が、失った刀を取り戻しただけではなく、以って娘に闘う者の誇りと生命の連綿を教えたのだと、気付いた時には、感動した。
ちょっと、ギャグがつまらないけど、なかなかヤルじゃん、松本。今まで食わず嫌いで申し訳ない。
…それにしても、「うどんすすり指導 ほっしゃん。」なんて映画のクレジット、初めて見たぞ。…そこもギャグ?