23.《ネタバレ》 大使館に群衆が乱入してくるシークエンスは半端じゃない緊張感に圧倒されました。でもその後はあまりに淡々としていて、ラストの脱出劇も大使館乱入に比べると期待していたようなハラハラ・ドキドキが自分には感じられませんでした。なんでかなと考えてみると、ベン・アフレックが演じるキャラがあまりにも表情に乏しいところに原因があるかもしれません。実在のモデルがもともとそういうキャラなのかもしれませんが、やっぱベン・アフレックだからということもあるんでしょうね。この人、監督や脚本の才能はともかくとしても、役者としてはイマイチですからね。またこれも事実なんだから言ったってしょうがないけど、救われた6人がどうも勝手に大使館から脱出したとしか思えないし、大使館にまだ大勢の人質がいるのに彼らだけ救出されたってのはなんか後味悪くないですか。 エンドクレジットでカーター元大統領のインタビューが流されるのを聞いて、この映画はかなり政治的な意図があって製作された様な気がしました。だいたいこの時代のカーター政権の外交は失策続きだったという評価が一般的ですから、極秘作戦で6人の救出自体がカナダ政府の手柄だとされてきたこの事件をカーター元大統領サイドが名誉回復の一環として利用しているんじゃないでしょうか。 まあ私の感想としては、この映画にオスカー作品賞を与えるってのはちょっとどうかなって思います。映画としてはそんなに悪い出来ではないですがね。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-09-09 19:59:03) (良:1票) |
22. 宗教的な狂信者には反感を持つ方なので、十分以上に主人公たちに気持ちを込めてみることができましたし、実はならではのリアルな面白さはあった思います。 ただ、脚本があまりに面白さを狙って暴走しすぎ。離陸寸前の旅客機をパトカーや民兵を乗せたトラックが追いかけて、もう少しというところで離陸って、007じゃあるまいし(苦笑)それまで積み上げてきたリアリティが台無しです。 あんなの主人公たちの正体がばれた段階で管制塔に電話1本かければ、離陸止められるわけで。あまりにイラン人を原始的な、無知な民族に描くのでは、かえって主人公たちの逃亡の素晴らしさの価値を減じるのでは 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-10-14 15:04:20) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 中盤のバザールに出掛けるシーン、終盤の空港でのバレるかバレないか!?とバレた!あとのシーンの緊張感はハンパなかった。機内の「アルコールを許可します。」アナウンスではとてもホッとしました。エンドロールの実際の映像との比較が非常に感慨深いものを感じさせます。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-05-13 00:15:00) (良:1票) |
20.《ネタバレ》 アメリカ視点なので当然だがイランは相当悪く描かれている。真実はわからんがその後のテロや過激派のやっていることを思えばイラン人=野蛮人という印象は否めない。 実話が元になっている、ということだが現地に行ってから作戦が中止になるなんて本当にそんな手際の悪いことをしたんだろうか。あまりにもひどすぎる。これが実話ならアメリカ人は最高レベルのバカなのか。 映画化にあたり演出がかなり足されているのは間違いない。 それが過剰すぎてちょっと冷める。航空券の予約がギリギリ。スタジオが電話に出るのもギリギリ。気付かれてから出発もギリギリ。そんなわけあるか。さすがにここまで演出過多だと鼻につく。 それにしても過激派のおこす事件、内戦がニュースで流れる度に宗教そのものが無ければいいと思ってしまう。神ってのは死神なんじゃないかな。不幸と争いの元でしかない。 あんなもので救われたつもりになっているのは弱者だけだ。 「信者」と書いて「儲ける」なんです。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-04-25 02:40:45) (良:1票) |
19.《ネタバレ》 当時ニュースではそういう事件が取り上げられていたことを覚えている。背景にこういう事があったと初めて知り、そういう意味で興味があった。映画としては米国人向けの映画であって、広い意味ではよくある愛国映画のひとつ。最近こういった米国愛国主義映画が目立つのが気になっている。観賞中もそういった概念が脳裏に浮かび続け、中立性に疑問が残る。自分は決して反米ではないが、イラン人側から見たらどうなのかという視点は、日本が日米同盟の立場に支えられているとはいえ、個人としてはそういう見方を持っていないと危ないのではないかと、心配になった。 【小鮒】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-04-15 06:24:03) (良:1票) |
【TERU】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-11-05 20:57:22) |
17.《ネタバレ》 実話に基づく衝撃的なサスペンス。 オープニングから度肝をぬかれます。まさかこんなことが本当にあったとは・・・。 大使館はその国の領土ではなく、そこはアメリカの領土なんだから、こんな簡単に侵入していいものかと驚きました。 当時の情勢とか国際ルールとかよくわからない。でもアメリカは自分の領土を不当に占拠されたわけですから、なぜ強気に出られなかったのかがよくわかりませんでした。人質を取られていたから強気に出られなかったのかな・・。 映画はかなり真面目な内容になっています。 そのぶん、娯楽性が犠牲になっていることは否めません。 なにしろ、見所がオープニングとラストの国外脱出シーンしかありません。 もちろん、ラストの国外脱出に向けての準備が着々とされるわけですから、それはそれで緊迫感があります。が、しかし、なにしろ長い。 救出に来てもらっといて、文句ばかり言う大使館職員にも好感が持てない。 それに6人は救出されたかもしんないけど、残りの大多数の職員が解放されたのは444日後だそうで・・・。史実なんだから仕方ないんでしょうけど、まだ人質が大勢残っている状況で、めでたしめでたしみたいなテレビ中継がされていたのに対し、それはどうなん?って思ってしまいました。 ただ、こういった事件を知ることができたという意味では見る価値があったかと。 もちろん映画的な盛りあがりで言えば、オープニングとラストの脱出シーンは見る価値アリかと。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-12-19 04:06:32) |
16.《ネタバレ》 何も悪いことはしていなくても、外国のイミグレーションというのは、いつ通ってもいやなものだ。 ましてや、命がかかっている状態で通過するのはどれだけ勇気がいることだろう。 結末はわかっていても、かなりハラハラドキドキした。 【チェブ大王】さん [地上波(字幕)] 6点(2018-11-24 00:58:22) |
15.《ネタバレ》 とてもハリウッド的な作品だけれど、その歴史についてそれほど知らない私には勉強になりました。 事実を基にしていながらあまりにも非現実的に感じるため、イラン側の視点を気にせず見ることが出来るので楽しく見れたのかもしれない。 しかし最後はギリギリにしないとダメな決まりでもあるのだろうかと笑ってしまいました。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-11-20 16:54:31) |
14.映画全体としてはまあまあだけど突き刺さるものが無く印象に残る映画ではないよね。事実とは違う描かれ方だったから? |
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13.《ネタバレ》 イラン革命後の争乱を舞台にした米大使館員の極秘救出作戦の史実を題材にした作品。ベン・アフレックが監督としてもヒゲもじゃのCIA局員を演じる男優としても活躍している。事実に基づくストーリーとしては可もなく不可もなく程よい味付けか。印象的なのは70年代末のファッションや小道具などガジェットに手抜きがないこと、画作りにおいても当時のフィルム映画の雰囲気を上手に表現している事だ。まるで昔の映画を観ているような錯覚を覚えた程。この映画はアメリカ大統領が近年封印を解いた機密である史実が基になっていることが全てといえる(全くのフィクションと仮定した場合は陳腐この上ないストーリー)。情報公開が進んでいるアメリカでは今後もこういった映画が続くだろうが、日本では……まだまだ先だろう。 【田吾作】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-19 13:15:46) |
12.《ネタバレ》 飛行機にて鑑賞。純粋に楽しめた。なにしろレスターとジョンの胡散臭さがハンパなく面白い。もしこの話がCIAのマジメくさったメンバによる奪還劇だったらまったく面白くないのだが、そこにいかにも胡散臭いハリウッド、そしてあの2人を持ってきたことが、この映画の、そしてこの作戦の最高に面白いところだ。(アメリカから見れば)胡散臭い相手には、胡散臭い作戦を。アメリカの懐の深さを思い知らされる、そんな映画。 【ぽん太】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-05-14 21:42:27) |
【すたーちゃいるど】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-02 11:54:03) |
10.実話をもとに丁寧に作られた映画なのはよくわかりますし、特にクライマックスでの映画的な翻案も許容の範囲でしょう(というかこれくらいしないと多分退屈です)。 でも観ていて特にドキドキワクワクを感じない映画でした。という事で6点。 【あばれて万歳】さん [地上波(字幕)] 6点(2013-10-17 22:05:13) |
9.《ネタバレ》 まるで当時に作られた映画であるかのように70's後半のファッションを再現してみせた職人芸には唸ってしまったが、肝心の展開は、ニセ映画という設定ありきで突っ走ってしまっている気配があり、作戦の背景やディテールまでは突っ込みきれていない。それでも、最後の空港の脱出場面、当たり前のような出国審査や最終搭乗手続だけで引っ張る奥床しさが、かえってスリルを増している(だからこそ、滑走路への乱入は要らなかったのだが。あそこは、強化ガラスではね返されておしまい、の方がずっとよかった)。あと、挿入曲がダイアー・ストレイツにヴァン・ヘイレンにツェッペリンというのは、作品の雰囲気に全然合ってなくないか?年代だけで選んじゃった? 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-08-02 01:03:13) |
8.《ネタバレ》 事実に誠実に作っている感じが好ましかったです。あざとい演出がなくて、薄味なんだけどコクのある料理のような映画でした。カナダ大使館のイラン人のお手伝いさん、グッジョブ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-06-09 00:43:01) |
7.《ネタバレ》 ラストの空港のシーンは、無事に脱出できると分かっていたが、がんばれー、急げー、とドキドキした。 【リニア】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-05-12 02:06:50) |
6.飛行機の中で。大使館が崩壊していく様は見応えがあった。陰惨なシーンが無く緊張感を持続させたのは立派。最後もドキドキはするものの、ややオチが見え隠れして辛かった。もうひとつドンデン返しを見せてくれたら気持ちよかったなぁ。 【reitengo】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-21 01:59:10) |
5.派手なアクションシーンもなく、特別な能力を持つ者も誰一人登場しない。最初から最後まで地味な映像、地味な音楽が続きます。なのに飽きません。緊張しっぱなしです。特にラストの空港でのシークエンスは、早く!早く!って声に出さずにはいられませんでした。ベンアフレックは役者としてはそんなに好きではありませんでしたが、監督としては第二のイーストウッドを感じさせてくれたので、今後の活躍に期待を持てました。 |
4.《ネタバレ》 結末はわかっていても楽しめます。ハリウッド関係のかるい笑いもいれておもしろい。 ただ、実話に基づくと言っても下記のサイトの本人のお話など見ると全然違うようですね。 最後の空港脱出の所など何事もなく淡々と通り抜けたようです。 無事に脱出したことは事実ですがその過程は大半がフィクションです。それを全部本当の話のように言うのはまずいと思います。 https://www.cia.gov/library/center-for-the-study-of-intelligence/csi-publications/csi-studies/studies/winter99-00/art1.html 【mtx】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-17 17:11:40) |