16.《ネタバレ》 タランティーノ節満載の歴史娯楽作ということで少し期待したのだけれど、タランティーノの作風は僕の好みとはあわない(「いい」「悪い」の問題ではなく)。近年は、合わないことはわかっているのに、魅力的な場面が必ずあって見過ごすことができないという、不思議な位置づけの監督だ。今作のよかったところ。まず冒頭のシーン。歯医者の馬車と怪しげな外国人の登場。タランティーノ映画の冒頭としては最高レベルだと思う。そこから、ジャンゴとシュルツのバディ・ムービーとしても素晴らしい。とくに、個人的に好きなのは、シュルツが語るドイツの昔話をジャンゴが聞くシーン。子どものように目を輝かせるジャンゴ。冒頭は絶望と憎しみだけしか感じなかった「奴隷」ジャンゴが、少しずつ「人間」になっていく過程が本当に素晴らしい。こうゆうヒューマンな絵をタランティーノの独特の節回しで語られると、なんだか妙にグッときてしまう。ところがどうも自分の好みから離れていくのは、ディカプリオ登場後のシュルツ&ジャンゴ対キャンディ一家の対決になってから。一つ一つのシーンが長く、台詞が長く、へんな緊張感だけで引っ張られる。好きな人は好きなんだろうなと思いつつ、だんだんうんざりしてくる。それから、これは個人的な事情だけど、このあたりから、膨大な台詞量を英語で聞いて処理する限界量を超えてしまったようで、まったく頭に入ってこなくなってしまった。とくに、最後の「黒幕」のサミュエル・L・ジャクソンの黒人英語の台詞は何言ってるか、本当にわからず・・・。物語は単純なので、どういう話かは十分理解できたけれど、細かい台詞の内容を味わうことはかなわなかった。このあたりは日本語字幕版で見直したいけれど、たぶん何言ってるか理解できても評価はあまり変わらないと思う。タランティーノの映画は、台詞の内容よりも、台詞のやりとりが生む緊迫感とそれと一体化したバイオレンスが、やっぱり真骨頂だと思うし、それこそが、自分が「合わない」と感じてる部分なので。 【ころりさん】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 6点(2020-02-08 23:57:52) (良:1票) |
15.★3時間弱はやっぱ長いかな。食べてる間はウマイナー、のラーメンなんだけど、食べ終わってみたらちと量が多すぎて・・・みたいな感じ。 ★たぶん、ジャンゴとシュルツがコンビを組むまでと、クライマックスの銃撃戦でカタを付けずに後までひっぱったの・・・つまりイントロとコーダが長すぎるかな。だいたいディカプリオが悪役やるってのが話題の一つなのに、初登場がまだなの?って。最期も少し肩透かしなような。 ★「イングロリアス~」に続き、ケレン味暴力描写たっぷりなものの、わかりやすさ見やすさでは初心者にも十分な作り。引用とかオマージュとかわからなくっても十分楽しめました。ただそろそろネタ的にはワンパターンな感じもする。 ★それならそれでもいいけど、別にあれほどの長さで大サービスしてくれなくってもいいよ、第一必要な尺とも思えないしね、ってことで。ええと、水戸黄門や必殺仕事人の年末ワイド版みたいな感じ?いやちょっと違うか・・・ 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-10 13:52:05) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 うーむ、純粋に賞金稼ぎしている前半は面白いと思ったんだけど、後半の奥さん救出劇になると微妙な感じになってしまった。 …ヴァルツ扮するドイツ人賞金稼ぎはちょっといい人過ぎ。もっとクールでしたたかなほうがいい。奥さん救出も、ベタだけど、ヴァルツのボランティアではなく賞金稼ぎの仕事繋がりのほうが自然じゃない? …ディカプリオも極悪人っぽく描いていたにしちゃ、騙されちゃいそうになりながら「お金を払ってくれればいいよ」的な締め方しようとしてるし、意外といい人じゃんって思いそうになった。(まあ、あのあと皆殺しするつもりだったのかもしれないけど) …主役の魅力は青い服着て馬にまたがっていたあたりが最高潮って感じ。悪徳な黒人奴隷商人の必死の演技はなんだかワケわからず結局あまり必要性を感じないものだった。 …ヒロインは愛しい人に再会した時は嬉しさで気絶するほど可憐でありがら、エンドの大殺戮を背に満面の笑みでラブシーンを披露する気丈な女に成長… いやいや、こういう些細な違和感が問題ではないのだ。 惜しくらむべきは、こういうのを吹き飛ばすようなぶっとんだ爽快感が、この映画にないこと。 「いろいろ考えている」「手が込んでいる」ていうのはわかるけどそれがなんだかカラ回りしているような感じ… 映画が進むにつれて「もっと単純にドカーンと楽しませてよ!」っていうストレスを感じちゃった。だってそういうジャンルじゃないの?マカロニ・ウエスタンってさ! 【ぞふぃ】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-04 13:03:04) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 歴史が裁けなかった巨悪をタランティーノが映画で成敗します・・! シリーズ第2弾。本作はC・ヴァルツが圧倒的に楽しい。膨大な台詞もなんのその、スラスラと流暢に自らの言葉のように溢れだす姿は観ていて本当に楽しい。そんな愉快な彼をいつまでも観ていたかったのに、、、一番楽しいキャラの途中離脱はやはり残念、無念。後半、J・フォックスも孤軍奮闘で頑張っているが、如何せん口数が少なすぎてタランティーノ映画の主演向きじゃない気がします。やはりこの監督の映画では、ガンアクションよりも言葉遊びを楽しみたい! と改めて思ったのでした。KKKの描き方は面白いと思う。彼らをここまでコケにして茶化した描き方をしたのは、映画史上でもタランティーノが初めてでは? 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-01-16 21:39:33) |
12.悪くはないんだけども。昔のタランティーノ作品のもつ突き抜けた面白さがない。逆に言うと、正統派の映画になってきているのだけれども。レオ様の演技は、いつものように上手い。心に響くかどうかは別にして。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-12-22 22:08:17) |
11.《ネタバレ》 黒人差別の強い時代、元奴隷の黒人が賞金稼ぎになり妻を救う話。 タランティーノ節の効いた良作。 長いけど最後まで飽きずに見れます。 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-02-13 02:08:07) |
10.いい出来だとは思うけど、もう一段階上をタランティーノには求めてしまう。 |
9. タランティーノ節炸裂。十二分の爽快感。ただ、心に残る物は無い。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-31 20:03:01) |
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8.タランティーノにしては特段ひねりもなく王道。タッグが良いね。 【すたーちゃいるど】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-11-04 14:57:13) |
7.《ネタバレ》 さすがに、少々マンネリ化を感じずにはいられませんでした。ディカプリオも観る前は新鮮味もあり楽しみでしたが、いまいち迫力に欠けてた気がします。そもそも、彼が最大の敵だと思っていたのに…。結局、タランティーノ映画の常連であるサミュエルジャクソンにもってかれてたのが残念でした。でも、こちらの役はかなりシュールで笑っていいのか分からないきわどいキャラだったので良かったのではないでしょうか。 一方主役の二人は非常にカッコよかったです。特に相方のクリストフヴァルツは、周囲がコミカルな人達ばかりの中で、とてもシリアスな役柄で心理描写も秀逸でした。ジャンゴが彼を通じて変化していく様が面白く、長尺にも関わらず、飽きずに見ることができました。それだけに、敵側にもうちょい凶悪さみたいなのががほしかったです。 【やっぴーK】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-04-07 23:37:29) |
6.《ネタバレ》 いやー長い。さすがに長い。見終わって時計見たら3時間。納得!チョット疲れたなー。最初はおもしろく、見応えあるなぁ。賞金稼ぎかー。眠気もすごく....。でサミュエル・L・ジャクソンが出てくるとグっと締まる。ドンパチも過激でいい!!サミュエル・L・ジャクソンの可愛さが楽しかった。が、長い。 【reitengo】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-04-02 01:29:13) |
5.《ネタバレ》 レオ様もっと嫌なヤツにならなきゃあかんよ 【わんたん】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-17 23:51:57) |
4.メイン4人が夕食の晩餐で渡り合う30分間はものすごい迫力だったが、それだけの映画という気がしないでもない。要するに、監督のこれまでの作品のエッセンスをチョイスして、舞台を西部劇に置き換えただけなのね。なんでこれがアカデミー脚本賞なの~~ 【j-hitch】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-14 01:31:20) |
3.《ネタバレ》 基本的にタラちゃん好きです、今回は比較的にあっさりでバカ度合いも控えめ、ウエスタンでやりたかった事を詰め込みましたといった感じでしょうかね、無難に面白かったかな、最近はタラ抗体ができてしまったのか、意外性とか驚きが薄れているかもしれない。キャラは相変わらずいい味出してますね。出たがりタラちゃんの弾けぶりもいい感じでしたね、なんか太ったかな? 【ないとれいん】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-06 09:19:53) |
2.《ネタバレ》 だんだんと面白くなくなる映画監督の作品を見続けるのはしんどくなる。「イングロ」でもだいぶつらかったが、今度はこれか。次こそは復活してほしい。オマージュとかよくわからないけど、この冗長なストーリーで脚本賞ってのはあんまりだ。ドイツに対する謝罪映画が撮りたかったのだろうか。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-03 15:51:35) |
1.《ネタバレ》 約10ヶ月ぶり2度目観賞。ダイナマイトでドカン、本人も出演のクエンティン・タランティーノ監督による西部劇風バイオレンス、マカロニ・ウエスタン。米アカデミー助演男優賞受賞となったクリストフ・ヴァルツ好演の相棒と共に黒人差別に立ち向かう南部一の早撃ちジャンゴ。白人黒人の凸凹コンビ。レオ様熱演の黒幕登場までが長く、さらに延々と続く中盤の会話劇にはウンザリ。終盤のアクション・バイオレンスシーンは大迫力。快活なテーマ曲。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-02 23:30:59) |