1.《ネタバレ》 アホっぽい学生が友人とワーワーやっている序盤で、限りなくB級の香りを感じたのですが、意外にしっかりした内容でした。パリにやってきてお上りさんまる出しで美女に目を奪われていたら、その枠組を崩さないままに自然と何か怖いシチュエーションに巻き込まれていく。対象は謎のブツを渡されたというシングル・イシュー。無理に手を広げすぎないところがいいです。暗号の電話一本を大切にしているのも、スリルを高めています。で、何とか検問を突破し、今度は空港でまた一波乱が?と思っていたらあっさりLAに戻っているという逆にトリッキーな展開。まあ、敵チームのしょぼさ(オッサン数人がハアハアいいながら走って追いかけてきたって・・・)からするとやはりB級色は拭えないのですが、それでも最後まで、年上お姉さんへの憧れロマンスっぽい味付けも含めて楽しめました。