1.前半の1時間ほどは、思っていた内容と違うな・・・。と感じる人が多いのではないかと思います。
奴隷階級の剣闘士の、家族を殺したローマ帝国の支配階級の男への復讐と、ロマンスと、
命を懸けて闘うはずだった男との熱き友情の物語。ベタなストーリーではあるけど、それはそれで良かった。
そしてヴェスヴィオ山が噴火し、ポンペイが滅びゆく様を描く圧巻の映像と、
登場人物たちの最後の愛憎のドラマを滅びゆくポンペイの街の描写の中にうまく挿入しています。
2人はポンペイの街を抜け出し、新たな人生のスタートをきるところでエンディングと予想していたのですが・・・。
同じ勇者同士、固い友情で結ばれるアティカスと、良心のかけらも感じさせないキーファー・サザーランドの悪役ぶり。
脇を固める男たちの濃い存在感が際立っています。