1.《ネタバレ》 試写会で見ました。率直な感想は、タダで見れて良かったというものです。
決して悪くは無く、映像は良いです。モノトーンのような抑え気味の色彩が綺麗でした。
でも、面白くなかったです。
ベースは忠臣蔵のようですが、隊長のみが目立って、他の騎士たちの葛藤や苦しみが描かれていないので、物語に深みが感じられませんでした。主君を殺され身分を剥奪され領地を奪われ、というのは皆同じ境遇のはずなのに、何故かそれほど大変そうではなく暮らしているように見えました。
隊長のダメ人間ぶりを敵に信じ込ませるまでの描写が長くてだれてしまい、早く仇討ちシーンに行ってくれないかなと思いながら見ていました。
出演者は良かったです。クライヴ・オーエンもモーガン・フリーマンも安定の演技力で存在感ありました。
伊原剛士には、もう少し、クズな主君にも忠義を果たさなければならない葛藤が見られたら良かったと思います。それと髪形が変。
映像と役者が良かっただけに、ちょっと残念な作品でした。