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リスナー

[リスナー]
2015年上映時間:111分
平均点:6.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-02-28)
ドラマオムニバス
新規登録(2016-04-21)【かっぱ堰】さん
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キャスト駿河太郎(男優)第1話「Unlucky」桜井卓二
桜井ユキ(女優)第1話「Unlucky」ユキコ
北浦愛(女優)第2話「電波に生きる」甲本えり
坂田聡(男優)第2話「電波に生きる」秋元
松原菜野花(女優)第4話「RADIO GIRLS」アキ
深水元基(男優)第4話「RADIO GIRLS」白石一真
吉岡睦雄(男優)第4話「RADIO GIRLS」DJワッチ
奥野匡(男優)第5話「ブエルボ アル スール」町田幸男
柳憂怜(男優)第5話「ブエルボ アル スール」木下
温水洋一「曽根由希江のハート&ハート」リスナー
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1.《ネタバレ》 公式サイトによると「東京芸術大学大学院映像研究科映画専攻のプロデュース領域主導の企画」とのことで、監督は同専攻の監督領域の学生が担当している(みな若い)。題名は横浜にあるFM局(架空)の放送を聞く人々という意味で、これを条件にした各20分程度の短編5本+プロローグからなるオムニバスになっている。

【プロローグ】「曽根由希江のハート&ハート」という架空のラジオ番組にアニメーションをつけたもの。ラジオに関わる世界の広がりや、リスナーの脳内に生成されるイメージを映像化した感じで、これが「みるラジオ」というコンセプトに最も近い。かつ最も普通に面白い。ただ中間部にも出るので、何でこれが「プロローグ」なのかわからない。
【Unlucky】最も感動的。ラジオの音声が何気に状況を説明している。ボーカルの人物は「農作業しながら…」というのを自嘲気味に言っていたが、ここで初めて人の世界の広がりが実感できたということではないか。彼らはこれからその中へ還っていくのだろう。
【電波に生きる】最も頭が飛んでいる。話としてわからなくはないがあっちの方へ行きすぎで、これでは半分以上人間でなくなっている。思い込みの激しい女子も頭の中がどうなっているのか不明。人は絶対わかりあえないという意味か(監督コメントでは違うことを書いているが)。
【残されたモノ】最もストレートに見える。これだけが東京芸大でなく「韓国国立映画アカデミー」出身の韓国人監督で、ほかキャスト2人が韓国人。大地震という発想は“日本には地震がある(韓国にはない)”という向こうの常識?に基づくものと思われる。全部日本のせいだと言われても困るが。
【RADIO GIRLS】最も意味不明、公式サイトの解説そのままには受け取れない。女子高生の太ももが見どころとのことで映像的には華があるが、出来事の意味付けが非常に弱いので困る。主人公はこの後とりあえず自宅に帰るだろうと思っていいか。
【ブエルボ アルスール】ラストにふさわしいエピソードのようだが最も難解で、これも解説のとおり受け取るのは難しい。とりあえず自分は老プロデューサーの域に達していないとは思った。撮影は氷川丸の船内だったのか。

以上、よくわからないのもあるが全体として好印象だった。やたらに実験的とかいうわけでもなく、ちゃんと一般のお客に見せるためのものに見える。ぜひ今後ともいいものを作っていただきたい。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 6点(2016-04-22 23:44:30)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
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