3.《ネタバレ》 原作未読。前知識も無く期待もしていなかったおかげで、思いのほか面白く見れました。
ただ、退屈はしなかったけど、いろいろ無理な設定が多くて見終わってからモヤモヤしました。
まず、闇鍋と、やけに意味ありげなカメラワークで、最初からオチの予想がついてしまうのはどうなのかなと。
また「皆の憧れの太陽のような完璧な美少女」という設定なのに、
普通の地味な人がキャスティングされているのも納得いきませんでした。
何より「いつみが死んだ」という事が、何故曖昧のまま許されているのか疑問。
噂と小百合の演技だけで納得できるものではないでしょう。
最後も、本当に小百合がいつみを殺めたのだとしたら、普通に考えて小百合の方が弱みを握られることになるのでは?
そんなわけで、最後無理にホラーにしなくても、小百合が自作の小説を朗読してオチをつければ良かったなと思いました。
例えば、いつみは本当に転落死した。何故なら私が花壇に置くはずのマットやネットを用意しなかったから。
というのや、自殺の理由は脇役たちへの復讐ではなく、先生に捨てられ絶望したから。
だって、先生の本命は私だったんだもの、
とかなら、もっと面白かったのに。