8.《ネタバレ》 “ELEVATED”『上昇』。ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の最高傑作がCUBEなら、本作は次点。
CUBEのDVDの特典映像に入ってるんだけど、あれ?私はコレいつ観たんだ??CUBEのビデオにも本作入ってるんだっけ?
まぁ、前情報無しにあんな凄いモノ(CUBE)観せられて、そのあとこんなの(ELEVATED)入ってたら、嬉しさ2倍以上だよね。
CUBEから箱を1つに減らして、登場人物も半分に減らした本作。
制作順はこちらが先だけど、観る順番としてCUBEの後に本作を観るのがベストだと思います。
最上階の44階から最下層の地下4階に降りるエレベーター。38階でエレンが乗り、22階?(不明)でベンが乗る。ハァハァ言って怪しいベン。そもそもペンか何かでボタンを押そうとしたのが、指紋残さない為みたいで怪しい。4階でハンクが乗って、エレベーターが上昇して、物語が動き出す。
ベンが悪いやつかは解らない。ハンクが信用できるか解らない。そんな箱の中のシチュエーションをエレン目線で描く。さぁ39階で止まったけど、どうする?
エレンがゆらりと回転したり、刺すところでサブリミナル映像?入れたり、ミュージックビデオみたいな実験要素が盛り込まれている。
この内容で普通の長さの映画ならダレるかもしれないけど、アイデア勝負の短編だから勢いも感じられて面白い。