3.《ネタバレ》 この映画を一言で表現するなら、「生」です。南米のギラギラというかヌラヌラした町のムード、不快指数MAXのジャングル、そして問答無用の緊張感が漂う吊り橋のシーン。全てが非加熱処理で迫ってきます。
CGが多用された現代の映画とは全てが真逆の質感で、とにかく何か凄いモノを見たという気分に浸れます。
個人的に好きなシーンはトラックのカスタマイズのシーンと、カスタマイズ完了後に逆光で暗闇にトラックのシルエットが浮かぶところ。今やベタな演出ですが、この映画あたりがルーツじゃないですかね?
人間関係についても、元々悪党ばかりのパーティというのもありますけど、どこまでも薄情なところとか、リアルだと実際こんな感じじゃないですかね?そういう意味でも「生」っぽいと思います。