4.《ネタバレ》 若い俳優さんたち(知っているのは橋本環奈さんだけ
ではありましたが (≧≦))によるちょっと大仰な演技とセリフ回しだった
し、大半が一つの部屋の中だけで展開されていたので映画というよりも
どこか高校の舞台劇を見るような感じではありましたが、みなさんそれ
なりに熱演だったと思います。
ミステリーや謎解きを期待すると失望するのかもしれませんが、心理劇として
観るならば結構楽しむことが出来ました。
ただあっさり死ぬのをやめて外の世界に笑顔で戻って行くには、ちょっと説得力
が不足していたようには思えます。アンリさんだけでなく、みんなそれれぞれに
思い悩んだ末に死のうと覚悟を決めて集まったわけですから。
まあ結末が本当に死ぬということになっていたら、ネットで自殺を募る事件が実際
に起きている中では、自殺を助長する、とかなんかで上映できなかったでしょうけど。
この映画の基本プロットは様々なバージョンで使えそう。「12人の死にたい高齢者」
「12人の死にたいサラリーマン」「12人の死にたいお笑い芸人」などなど。スピンオフ
版を期待します。