タイトル、拒絶のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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タイトル、拒絶

[タイトルキョゼツ]
2019年上映時間:98分
平均点:5.80 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-11-13)
ドラマ戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2020-11-14)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2021-11-11)【3737】さん
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監督山田佳奈
キャスト伊藤沙莉(女優)カノウ
恒松祐里(女優)マヒル
佐津川愛美(女優)アツコ
片岡礼子(女優)シホ
森田想(女優)キョウコ
円井わん(女優)カナ
行平あい佳(女優)チカ
野崎智子(女優)リユ
大川原歩(女優)ヤヨイ
モトーラ世理奈(女優)和代
でんでん(男優)設楽
脚本山田佳奈
プロデューサー内田英治
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1.《ネタバレ》 デリヘル店を舞台にした群像劇。全体を通してのストーリーというものも特に無くて、個々の登場人物のキャラクター(=それを表現する演技)が見所という作品かと。

主人公はいちおう伊藤沙莉ということになっているが、彼女は別に風俗嬢じゃなくて単なるパシリで、人間的にもごく真っ当な人物である(風俗の面接にスーツで来ちゃうくらいに「真っ当」)。というか、風俗嬢になろうとするも最初の客でパニクって諦めた、という意味では(真っ当だけが取り柄の)馬鹿にもなり切れない程度に救い様の無い無能、と言っても好いかも知れない。ある場面で爆発する以外は全体的にもローテンションで、正直あまり目立っている訳でもないので、彼女目当てでワザワザ観に行った期待値に対しては若干肩透かしを喰らった様な気もする(まあ、今作に関しては引立て役ということで)。

彼女に代わって熱量のある演技で映画のハイテンションな側面を形成していたのが佐津川愛美。冒頭の超ハイテンションに笑い転げる陽キャ具合からして非常に癇に障って実にグッドだったが、その後のネガティブ展開におけるアバズレ感にも全く無理というものが無く、非常にリアルかつキレ味も有る出色の出来だった。流石である。

しかし、その佐津川の更に上をいったのが恒松祐里(少し意外)。基本的にニタニタ笑っている役なのだが、その秘める闇が明らかになるに連れて笑顔に「凄み」を生じていた(心は少しも笑ってないのに口だけだらしなく嗤ってる様子の気色の悪さったら)。彼女と佐津川の対決シーンにもキレがありましたね。火を点けるつもりなど無かった女と、火が付くことを何とも思っていない女。決着が一瞬で付いたサマには、これ以上無い「一撃必殺」の何たるかを感じ取りましたよ。

別に全然悪い作品では無いと思うが、内容というものがチャンと在る訳でもないし、演技面にもそこまで斬新なアイデアが在る訳でもない(前述の二人の演技はかなり面白いケド)。ただ、特にお話の部分は全体的に状況のリアリティとゆーのを少し欠く様に感じられるとも思うのだよね。つーかそもそも風俗関係者なんてみんな頭オカシイ…てだいぶヒドい偏見な気がするんですケド。
Yuki2Invyさん [映画館(邦画)] 6点(2020-11-15 15:28:23)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 5.80点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4120.00%
5240.00%
6120.00%
700.00%
800.00%
9120.00%
1000.00%

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