7.オリジナルとは完全にテーマを変えてきたのは正解だと思う。カサヴェテスと真向勝負なんてできませんから。オリジナルは、自分には無いと思っていた母性に戸惑いながらもその本能のままに奮闘するグロリアを描いていました。対するリメイク版は、男の飾り物として生きてきたグロリアの自立を描く。女性の社会進出が珍しくなくなっても、本人に自立の意識が芽生えなければ意味がなく、まだまだその女性の自立心の芽生えを妨げる社会であることを、ギャングの世界(男社会の代表)を通して描いてゆきます。同じストーリーの中に違うテーマを語ってしまうとは恐れ入ります。そのテーマも実にルメットらしい。シャロン・ストーンは容姿だけならかなりのはまり役だと思いました。ただ、泣きそうになるのを堪える表情がわざとらしいと感じた。ムリに感動を煽らなくてもいいのに。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-22 18:56:56) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 ジーナ・ローランズのイメージがあまりにも強いオリジナルに挑戦した姿勢には拍手したい。シャロン・ストーンはビジュアルの人という評価になりがちなんですけど、意外にがんばっていると思いました。あまり強さが感じられない風貌の彼女が立ち向かっているところに、ギャングとの絶望的な力の差も感じられました。ただ、グロリアとニックの関係については、厄介者としての側面が強く、最後にとって着けたように仲良くなって唐突な感じでした。オリジナルの空気を大事にしたかったのか、車は80年代風でしたが、どの時代を描きたかったのかは不明でした。 【飴おじさん】さん [地上波(吹替)] 6点(2008-07-27 12:02:06) |
5.《ネタバレ》 比べたら確かにあかん。けど私こっちも好きです。'80のは最後だけ泣けるが、こっちはヒッパレ状態の最後以外のポイントポイントでずっと泣けた(私だけか、、)。理由は女女してるグロリアと、親を恋しがる坊やが「かわいそう」というただそれだけ(単純)。FDコピーしないの?とか、派手な格好で外食してる場合ちゃうやろとか、ダイアンって何者?なんですぐそこへ行かんの?とかいろいろ突っ込みたいが、シャロン・ストーンが美脚をひょこつかせて走ってるを見ると、もうどうでもいいです。頑張ってると思うけどな・・ちょっと力みすぎか。でも彼女を遮ってしまう複雑な思いを目立たぬ演技で見せるジェレミー・ノーザムとボニー・ベデリアは良かったと思います。それにしてもあの高級車のプレート、私もつけたい。でも「KASUKE」ならカスけ?みたいか。。 【かーすけ】さん 6点(2005-02-14 02:29:21) |
4.ジョン・カサベテス監督、ジーナ・ローランズ主演作品のリメーク。社会派の監督がどう味付けをするかであったが、ごく普通に、シャロン・ストーンの母性愛がテーマ。彼女の一生懸命の演技もなかなか良く、取り立てて言うほどの映画ではないが、最後までまあまあ退屈せずに見られた。クライマックス・シーンというものが、もう一つなかった(カーチェイスがそう?)気もするけれど。それと、ボニー・ベデリア、気が付かなかった。お姉さんの役? 【きりひと】さん 6点(2004-06-05 20:50:45) |
3.最後まで『恋』って感覚ではみれなかった。母性ならわかるけど。。 【civi】さん 6点(2004-01-13 16:29:48) |
2.シャロンストーンは中々よかったと思いますが。皆さん厳しいですねえ。 |
1.口が悪くて嫌な女のストーンと、かわいいおチビちゃんのやりとりが面白い。全然交わらない二人だったが、両親の共通の思いにより心を交わす。そこがいい。決してギャング映画なんかではない。 【あろえりーな】さん 6点(2002-09-13 04:07:38) |