2.ジョディ・フォスターの初監督作品。 天才的な頭脳をもった少年とそのシングルマザー、彼の才能を正しく導こうとする児童心理学者の三者三様の思い。 フレッドの天才ぶり、母親と学者の住居の対比、フレッドと年上のエディとの関係などはよいのですが、二人の女性のキャストはミスマッチ。(自分が母親をやりたかったので対照的なダイアン・ウィーストになったんでしょうけど彼女のほうが母親タイプ) ラストも安直で解決にはなっていない気がします、「アイ・アム・サム」のようにね。 これだけ見ていると母親に育てられた天才子役だったジョディが「天才に生まれついても常人と変わらない」のをうったえているようですが、精子バンクからIQの高い優秀な男性の精子を購入して子どもを作ったジョディには、やはり「頭のいい子」へのこだわりがあるんじゃないかと思うので。(自分も才媛だし) でもまだ20代の女性が初めて撮った映画としては上出来かもしれませんね。