4.トラボルタ主演のサスペンススリラー。 彼のキャラ設定がストーリーの流れの中心、かつキーポイントにもなっていて、 ラストは、「うまいなぁ」と思わず感心してしまったんだけど、 これは納得できる人のほうが少ないかも。その理由は観てもらえればわかります。 映像はやや暗め、雰囲気は昔のテレビ映画のような感じで、 総体的には割と楽しめたスリラー映画だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-16 11:33:31) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 撮影技師ジャックが偶然録音したテープから、大統領候補の知事の暗殺事件の真相を知るところ迄はスピーディで良かった。映像フィルムにダビングして検証するところは成るほどと唸ったものである。真相を掴んだが、仕組んだ相手は大物で、既に警察に手が回っており、ジャックの証言は揉み消されそうになる。そして近づく殺し屋の影。一庶民対巨黒組織の対決かと思って後半に期待した。が、ここからはジャックとおバカキャラ、サリーの恋物語に転落。 ◆まずあの殺し屋がだめ。中盤で顔出しして怖くない上に、間違い殺人する馬鹿だった。言い訳は「彼女から誘ったんだ」。人格障害者だったのだ。がっかり。案の定、無関係な娼婦も殺しているし。典型的な無秩序型なのに、電話を盗聴したり、TVレポーターになりすましてサリーに近づいたりする知能犯でもある。これは無理な設定。巨悪の組織の犯罪どころか、たった一人の単独行動。しかも暗殺はこいつの独断行動。その組織は対立候補で、知事のイメージダウンを狙っただけで、巨悪にはほど遠い。どんどんしょぼくなってゆく。 ◆それでも最後には期待がかかる。どう解決するのか。犯人は部屋にいる女やジャックを襲えばいいのに、駅に呼び出すんだね。ホームで殺す計画なんて最悪の部類。失敗して来た電車に乗ってニューヨークへ。まるでギャク。女はワイヤを付けてるので、ジャックに現在地や行き先を知らせるところだが知らせない。馬鹿じゃしょうがないか。女を追ったジャックが車ですっとんで行く。この場面はスリリングだったが、事故を起こしてお休み。この中断はいただけない。犯人の方もその場で女を殺せばいいものをフィルムを捨てたり、女の口と塞いで高い所へ移動したりと異常行動。とても目立つ二人なのに誰も気づかない不思議。ジャックが駆け付けるも時既に遅し。泣くジャックの背景に花火が揚がるが、その合成のしょぼいこと。その前のスローモーションもさほど効果を上げてはおらず、この監督はセンスが無い。 ◆結局事件はうやむや。「被害女性は最後の力を絞って犯人を殺しましたが、力尽きました」だと。ジャックはどんな証言をしたんだ。真相を語れ!音声はあるんだから証明できる。映像フィルムはTVで放送されたのを使えば良い。女の最後の絶叫を映画に使うなんて悪趣味。被害者遺族の感情を考えたことがあるのか。◆サリーに瓶で殴られた男はどうなったのか? 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-26 21:02:37) (良:1票) |
2.うぇ~~~~ん 大好きなナンシーアレンが、又殺されちゃった~ぁ トラボルタ足遅すぎなんだよぉ!偶然テレビで観かけて、おっ「大好きな」ナンシーアレンじゃんっと観始めた。はじまってすぐだった様でそのまま見入ってしまった。陰謀を暴いてすがすがしい終わりを期待していたが・・・・切ない終わり方に唖然としてしまった。 クレジットを観て監督・・・・デパルマ 又ナンシー殺した!=が感想でした(当時奥さんだよねぇ確か)。 【だだくま】さん 6点(2004-07-19 11:01:29) (笑:1票) |
1.事故現場に偶然居合わせた映画の音効係が録音テープをもとに事故の謎を検証してゆく―その検証シーンは描写も緻密で大いにそそられた―ヘッドの上をテープを行き来させて音のアタマを探り当て、ダーマト(白ペン)でマーク!(一応経験者)。プレイバック聴きながらマイクに見立てた鉛筆を動かしてみたりして…やぁータマンナイです!垂涎!!トラボルタ見事!!音声だけを手がかりにした追跡シーンもエクセレントな設定。ただそんなよく出来た仕掛けのわりに、もひとつ欠けるように思えるのは何故…?多分、謎解きがあれだけ手の込んだものでありながら、そして「誰の身にも起こり得る」という切り口で始めておきながら、しかし犯人像があまりに日常をかけ離れた、特異過ぎるものであることが原因しているのかなと。そもそもこの"事件"は、由緒正しき"巨悪"と平凡な小市民とが対峙すべきモノであった筈なのに、その敵役を、何処の骨とも知れぬトンビがかすめ取っていった辺りで、その分、醍醐味もかすめ取られてしまったのかなと。日常に潜む"恐怖"を描き出したかったのならネ…と個人的には… 【花曇】さん 6点(2004-05-15 21:57:52) (良:1票) |