5.恐竜と人間が同じ時代に生きていた!という科学の常識を完全に無視した驚愕の設定ですが、
かたいことを言わなければ、こういうのも映画だからこその良さだと思います。
特撮王ハリーハウゼン。人形を1コマずつ丹念に撮影したという恐竜の動きは時代を考えると、その動きも素晴らしいです。
まだ人間が言語を持つ以前という設定なので、
叫んだりする以外に台詞は一切無しということもあり、
ストーリー的には退屈する時間が多いのも事実です。
特におっさんが仲間とはぐれて放浪したり、おっさん同士の抗争の時間帯は結構どうでもよかったりします。
しかし、その穴を埋めて十分すぎるほどの存在がラクエル・ウェルチ!!
本作の彼女のお姿はポスターになって「ショーシャンクの空に」にも登場しました。
恐竜と、コスチュームも素敵なラクエルが登場する時間帯はとっても楽しい映画でした。