7.《ネタバレ》 ~I Confess~邦題そのまま。
DIRECTION→(こちら→)からの、死体。遊び心のある演出。
夜中の11時過ぎにあんな幼い少女が二人、外を歩いてるなんて、平和だなぁ…すぐそこで殺人事件起きてるけど。
告解の内容は誰にも話せない事から、ローガン神父の苦悩と、神父に対する世間や警察の誤解に焦点が当たっている。
そっちがメインなためか、当の殺人事件や犯人の行動や動機がかなり雑な印象。
神父ももう少し警察に言えることがあるんじゃないか?って思うけど、どうなんだろ?
ローガン「ビレットが死んだ」ルース「私たち自由ね」のシーン。同じ時間同じ場面を、ラルー警視側の視点と、車で来たルース側から見た視点の両方から見せるのは面白い。今では割と使われる撮影方法だけど、当時他にあったかな?
裁判での逆転劇がクライマックスかと思いきや、証拠不十分で無罪というスッキリしない判決。
恩人に罪を被せるケラーの卑怯さ加減。あぁ憎たらしい!と思っていたら、あれだけの観衆の前で銃を撃つという、最後のヤケクソ感。
最初からケラーの犯行に後ろ向きで、でも告白する勇気もない妻のアルマ。ローガン神父のために勇気を出した結果、夫に撃たれて命を落とすなんて、ひたすら可愛そう。