3.《ネタバレ》 ヘンリー・フォンダ扮するエディーが好演。なんですが、何故ジョーンが彼に惚れたのかが不明のままで、しかもストーリーの途中で運送屋のボスに暴力を振ったりというシーンが出てきていましたし、おまけに過去に2回も刑務所に入っていたと言うから、その謎は最後まで解消されないままでした。二人の背景が曖昧だから、例えて言うならば、根をちゃんと張っていないまま伸びてしまった木のような印象で、ストーリーに深みが感じられませんでした。
愛し合う過程が描かれない映画はよく観ますが、ストーリーに入っていける映画とそうでない映画とがあり、違いはどんなところにあるのか?これはよくわかりません。
ただ、映像的には確かに格好良いところがいくつかあって、鉄格子の影の造形とか電報の見せ方などは印象に残るものがありました。