1.《ネタバレ》 ヒッチコックへのオマージュと巷では評されているようですが、S・グッティンバーグがどうしても醸してしまう能天気なオーラや、かなりご都合的に進む後半の捕り物帳など全体的にB級寄りの仕上がりです。
ちょっとした男気というか、社会正義を発揮したために巻き込まれる暴行事件。当初暴行事件だったはずが殺人事件へと事は大きくなるし、警察は疑ってくるし、計画仲間だった不倫相手は突き放してくるしで「こんなはずでは」な案件が妙にリアルに主人公に迫ります。中盤までのこの展開はなかなかスリリング。まあここまでが一番の盛り上がりに感じるのが残念といえば残念。
若き頃のイザベル・ユペールってこんな当て馬的な仕事もしてたんだね。脱ぎっぷりの良さが買われたのかな。