16.《ネタバレ》 最初に映画館で鑑賞してから約半世紀を経て
BSで再鑑賞しました。
当時の米国では旧来の伝統的価値観が崩れ性の乱れが世間を
覆っていた時期に、そんな風潮とは正反対の純愛映画という
ことで注目を浴び、一方で現役のハーバード大生からはこき
降ろされていたのを覚えています。
まだ子供だった自分は世の中のことなどは良く分からず、この
映画を見て輝く大学生活での素敵な恋愛をただただ夢見たもの
です。
ジェニファーは不美人とは思いませんでしたが、やたら眉毛が
太かったのが印象に残っています。但し、もし彼女がブロンドの
典型的白人女性であったら、そもそもこの映画は成立しなかった
のではないかと思います。(ちなみに、かのスティーブマックイーン
が彼女に惚れ込み結婚したけど彼は病的嫉妬深さで破局を迎えた
そうです)
当時はそういうわけで随分と憧れをもって観た映画ではあります
が、時を経て時代も大きく変わってしまった現在では、今ひとつ
物足りなさを感じなくもありません。
同じ恋愛映画でも「草原の輝き」あたりは不朽の名作と呼ばれる
こともあるようですが、そのレベルにはならないような気がします
(決してけなしているのではありません)
主演のライアン・オニールさんはつい先日お亡くなりになったそう
でご冥福をお祈りしたいと思います。