13.大昔に見たはずなのに、暗くてジメジメゴミゴミした街+広告スクリーンに登場し続ける和服女性のイメージしか覚えていませんでした。で、久しぶりにこの別版で再見。しかしやっぱり、暗くてジメジメゴミゴミした街+和服女性の描写に目を奪われるばかりで、あまりストーリーについて行けず。Wikiなどで補完して、けっこういい話だったんだと気づいた次第。 出来過ぎ・凝り過ぎのセットが凡庸で退屈な脚本を補うどころか霞ませてしまうという、けっこう奇特な作品なんじゃないでしょうか。雰囲気を楽しめたので十分ですが。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-07-21 01:54:23) |
12.《ネタバレ》 エレベーターの扉が閉まって、パッとエンドタイトルに切り替わるのは渋くてカッコいいなと思いました。余計な注釈つけないのはエンディングに関しては「これもアリだな」と思えました。【2013/7/31書き換え】時間潰しに劇場版と見比べてみましたが、デッカードが人間なのかレプリなのか怪しいのは、撮影当初から監督の中に設定としてあったんでしょうね。劇場版見てもデッカードの様子はなにか変で、レプリが思い出にこだわることについて反芻する描写は戸惑いのようなものをうっすらと感じさせます。レイチェルが「例のテスト、あなたは受けたことある?」と尋ねるとデッカードは眠っちゃってるという場面は今の自分なら充分「?!」となるところですが、あのゆるーいテンポのなかでボケーと観てるとなかなか難しい気もする。適度に『ツッコミ精神』持ってるタイプじゃないと、映画の流れにただ素直にのっかてると「主人公はレプリ退治の人間でしょ」と当然のように思い込むだけ…と、僕は思っています。で、「もっと気づいてよ」ということでユニコーンの夢シーンが投入されたようですが、なんでレイチェルの質問をはぐらかして眠ったとこではなく、一人でピアノの鍵盤押してる時なのだろう? レプリの記憶について思いを巡らすシーンだからなんでしょうが、夢とは認識しづらいし、「俺の場合はこんな記憶…」という表現ではユニコーン現実じゃないから成立しない。そもそもユニコーンの夢を見ることがレプリ疑惑になるという理屈がよくわからないし、「デッカードはどうなのさ?」に思い及ばない人がユニコーンの夢シーンで気づくのだろうか? 僕は監督の冒頭解説があったから知っただけで、それなしなら意味不明でいたと思います。ただ、思ったことを口にしないで折り紙を折る男が最後に残したメッセージとかぶるから、チキンに意味があるようにユニコーンにどんな意味があるのか気にはなってきます。ユニコーンて人の力で殺すことはできても生け捕りにはできず、たとえ生きたまま捕えても激しい怒りで自殺するんだとか。ユニコーンを捕らえる方法として処女の娘で誘き寄せるというのがあるそうで、処女の懐に抱かれるとおとなしくなるんだそうな。にゃるほど! あのワイルドにレイチェルに迫るシーンもラストも、そういうわけだったのか~! レプリ退治用の獰猛なユニコーンを放ち、処女で誘き寄せておとなしくさせるタイレルの作戦だったわけだ。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-30 23:05:37) |
11.《ネタバレ》 ブレードランナー初鑑賞がこれだったのはやっぱりあんまり良くなかったのか。映像から伝わってくる近未来の雰囲気は良かったんだが、2時間が長く感じた。主人公の考え、感情があまり伝ってこないせいか、ロイの最後の台詞のシーンは「生」について考えさせられる素晴らしいシーンだと思うんだけど、あんな淡々と何も考えてなさそうな主人公に言ってると思うとちょっと興ざめ。 【ほかろん】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-06-19 17:31:16) |
10.世界観についていけるかが重要な作品だったのですが、少し取り残されぎみでした。でも映像はきく通り素晴らしかった。 【たっけ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-03-12 23:37:48) |
9.《ネタバレ》 世界感とかは甲殻機動隊みたいな感じです。(あっ、でもこっちの方が早いからこっちがオリジナルか?)内容はちょっと分かり辛い・・・。まずレプリカントと人間の見分け方ですが、質問に対する答え?質問に答えるときの反応?少しキョドッてるなくらいは分かりましたが全く分からなかった。デッカードがレプリカントを抹殺して行きますが、ストリップのねーちゃんのときとかは、結局殺された後でもほんとにレプレカントかどうか分からなかったので、「実は人間でした」みたいなオチがあんのかな?とか変に勘ぐってしまった。最後もボスが何故デッカードを救ったかは意味不明。あと、ちょっと気になったけど、なんで強力ワカモト??? |
8.《ネタバレ》 私には全体的にちょっと退屈でした。原因は、心理描写の粗さにあるのではないかと思われます。レプリカントが労働者として酷使された上に非常に短い寿命で生きねばならないという哀しみ、また、やめたはずのブレードランナーにまた復帰する主人公の苦悩、といった、登場人物たちがこれまでどんな時間を過ごしてきて、そして今どう感じているのか…という内面の情報提供への比重がとても少ない。その代わりに多くの時間が、煙る未来都市、雑踏、グロテスクな小道具など、「退廃的な未来都市」の雰囲気描写に使われていて、自分の中でドラマの時間が積み重なっていかないのです。なので、主人公がレプリを追いかけて殺してしまうシーン、なんだか「何もそこまでせんでも…」という感じがしてどうも入り込めませんでした。レプリたちや主人公(私は彼=レプリ派)の背景をもう少し観たかったです。そしたらきっと最後のレプリが寿命で死んじゃうところも涙なしには観られなかっただろうに…。 日本語の看板や舞妓?の巨大映像が煙で霞んだ雨のロサンゼルスに溶け込んで、独特の退廃的な未来像を創り上げているのには新鮮さがありました。 【クリロ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-22 18:12:33) |
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7.この作品の近未来観の素晴らしさは通常版で書きましたので割愛させていただきます。不満だったナレーションが無くなり、全く別の星のようなロケーションに違和感を覚えたエンディングも無くなり、ずいぶん良くなった、、と言いたいところですが、ぶつっと切ったエンディング(というよりエンディング無く終わってしまう)にはやっぱり不満。ヴァンゲリスの音楽も活きてこない。 皆様のデッカード=レプリ論を楽しく拝見しました。原作では、デッカードはアンドロイドを処分する際に憐れみを感じてしまった自分に困惑し、自分自身が人間であるかどうかという疑念を持つ場面があります。もうその時点で人間とアンドロイドの差異は無いということ。特別なテストでアンドロイドであると告げられるまで人間と思い込み悲しみ、楽しみ、怖がり、そして人を愛し生きてきたのなら、アンドロイドはすでに人間と同じなのである。この映画がデッカードをレプリカントである可能性を提示したのは、原作同様に人間とレプリカントに差異は無いという提示だと個人的には思いました。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-10-17 13:39:00) |
6.たぶん、当時はすごかったんだろうな、と思った。面白い作品だ。レプリの死に方は、映画史上でも最もかっこいい死に際としてノミネートされていいと思う。だが、やはりどことなく時代を感じてしまうのも確かだ。「2001年宇宙の旅」は全然古さを感じなかったのだが…どこが違うのだろう。あと、気になったのはモブシーンで日本語が入っているところ。同じ日本語のセリフを違うシーンで使いまわしたりとか。「おいこの声さっき聞いたよ」てだけでなんか見る気がなくなってしまう。まあ向こうの人はわかんないからいいんだろうけど、細部までこだわって欲しかったなぁ…。これが最終版か…。 【コダマ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-03 04:36:09) |
5.原作も有名で、映画とは内容がかなり違うのにどちらも高評価、という珍しい作品。もちろんストーリーは原作のほうが深く素晴らしいけれど、テーマを絞って2時間でこの世界を散漫にならずに映像化したのはほんとすごいと思います。ただ時代のせいもあるでしょうが、この作品の影響を受けたその後の漫画などのほうがわかりやすく感動もしたし、もしこの作品を当時見ていても前衛的すぎて、すごいとは思えても楽しめなかったと思います。退屈っちゃあ退屈だし(でも実は原作は読みづらくて最後まで読破していない気がするので、退屈でも最後まで見れた映画はその点ましですかね)。点数のほとんどは世界観に、そして俳優陣の演技とストーリーに少しずつ。 【るいるい】さん 6点(2005-01-30 11:29:57) |
4.《ネタバレ》 リドリー・スコットワールドって感じ。世界観、緊迫した空気がよかった。ラストにレプリカントのロイが静かに切なく死んでいくのが印象的だった。 【Syuhei】さん 6点(2004-12-21 17:38:47) |
3.人間そっくりのアンドロイド(又はA.I.)が感情を持って人間に反旗を翻すという今となってはSFの古典のような作品だけど、公開当時は物凄い先を行ってるストーリーに観客が付いていけなかったらしいですね。最終版しか見てないのでどのような変更点があるかは良く分らないですが、リドリー・スコットの近未来の映像とハリソン・フォードの演技がとてもいいです。しかし、レプリカントも悲しい宿命を背負ってるなと少なからず同情しました。特に最後が… |
2.最新作「ブレードランナー 2049」の公開を直前に控えて、“未見”だった「ブレードランナー」を観ておかなければ!と思い立ち、気合を入れて満を持しての鑑賞。 想像よりもずっと破滅的でカルトな映画世界に対して、独特な高揚感と、大いなる当惑が交互に駆け巡った。 正直言って、心から楽しめたとは言い難い。 リドリー・スコットが映し出すディストピアの映画世界は、アーティスティックで今観ても引き込まれるものだったけれど、同時にストーリーテリングが非常に鈍重でまどろっこしい。 ハリソン・フォードを筆頭とするキャスト陣も、醸し出す雰囲気は抜群だったが、決して演技が巧いとは言えず、どうにも汲み取るべき感情が伝わってこない。 と、観終わった後に気づく。“未見”ではなく、10年以上も前に鑑賞済みだったことに。しかもよりによってこの「ディレクターズカット 最終版」を……。 殊更な徒労感を感じつつ、せっかくなので違うバージョンも観てみようと力なく思った。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2004-02-04 18:37:33) |
1.うーん、劇場公開版にほれ込んで何度も何度も見たものとしては、いまさらそういわれても、、って感じなのです。 【kithy】さん 6点(2003-12-12 19:07:04) |