1.《ネタバレ》 原作も全て読んでいます。TVシリーズはたまに見落とすことがありますが。基本的にこの漫画は好きなので、甘くなることをお許しください。さて、映画版では初の1本立てとなる今作ですが、冒険してます。相変わらずの仲間と、相変わらずのもめごとと、相変わらずの悪党相手に。ワンパターンといえば王道を行くワンパターンぶり。逆に安心して観れるのですが。漫画の根底にある仲間を想う気持ち、自分の誇り、強くなるための勇気など、ベタではありますが、泣ける要素満載の作品が、映画ではやや薄くなっています。長篇という強味を活かせていないように感じました。ルフィの活躍がメインで、サンジ、ゾロとも傍役に回っています。それぞれの絡みを程よく見せて、最後はルフィで締める。定番所を押さえてのワンピースだと思うのですが、ストーリー的に全員が活躍する話にはならなかったみたいです。もっと壮大に、もっと大ピンチに、もっと苦しんで、ああ駄目だ!ぐらいの逆境があって最後にスカーッ!とする、この醍醐味こそが持ち味。次に期待します。