2.ピーター・フォークが微妙なんですが、なんだかんだでヤリ手のCIAの要員。
カーチェイスはこなすし拳銃の腕も確かなんですが、コロンボを散々見てきた後に本作を見ると
あの車の運転や「あたしゃねえ、拳銃はからっきしだめなんですよ」というコロンボとの落差が面白かったりします。
ですが、本作はアラン・アーキンがいい!
ピーター・フォークにいいように使われ、どんどんドツボな方向に巻き込まれていくNYの善良な一市民である歯科医。
全てを達観したような無表情で淡々と巻き込まれていく。延々と続くピーター・フォークとのコントが面白いです。
ストーリーの方は大したことは無いです。しかし2人のコントが楽しいので飽きることも無いです。
アーサー・ヒラーの作品としては同時期の「大陸横断超特急」と比較すると小ぢんまりしてますが、
似たような味わいもあるゆるゆるコメディ。暇つぶし映画としてはいいんじゃないでしょうか。