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ショーガール

[ショーガール]
Showgirls
1995年上映時間:131分
平均点:5.52 / 10(Review 71人) (点数分布表示)
公開開始日(1995-12-16)
ドラマエロティック
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-04-22)【M・R・サイケデリコン】さん
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監督ポール・ヴァーホーヴェン
助監督エレン・H・シュワルツ(第一助監督)
キャストエリザベス・バークレイ(女優)ノエミ・マローン
カイル・マクラクラン(男優)ザック
ジーナ・ガーション(女優)クリスタル・コナーズ
グレン・プラマー(男優)ジェームス・スミス
ロバート・ダヴィ(男優)アル・トーレス
ボビー・フィリップス(女優)ディー
リン・トゥッチ(女優)ヘンリエッタ・”ママ”・バズーム
家中宏ザック(日本語吹き替え版)
戸田恵子クリスタル・コナーズ(日本語吹き替え版)
幹本雄之アル・トーレス(日本語吹き替え版)
荒川太郎ジェームス・スミス(日本語吹き替え版)
金尾哲夫トニー・モス(日本語吹き替え版)
亀井芳子モリー・エイブラムス(日本語吹き替え版)
秋元羊介フィル・ニューカーク(日本語吹き替え版)
脚本ジョー・エスターハス
音楽デヴィッド・A・スチュワート
撮影ヨスト・ヴァカーノ
製作アラン・マーシャル〔製作〕
製作総指揮マリオ・カサール
配給東宝東和
美術アラン・キャメロン(プロダクション・デザイン)
リチャード・C・ゴダード(セット装飾)
衣装エレン・マイロニック
編集マーク・ゴールドブラット
マーク・ヘルフリッチ
ニコラス・デ・トス(編集助手)
録音ボブ・ビーマー
マイケル・ミンクラー
スティーブン・ハンター・フリック
その他ロバート・レイサム・ブラウン(ユニット・プロダクション・マネージャー)
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7.《ネタバレ》  何処となく「イヴの総て」(1950年)や「哀愁の花びら」(1967年)を連想させる内容。
 女性のショービジネスにおける若手とベテランの確執を描いており、既視感は否めないんだけど、その分だけ王道の魅力もあるって感じですね。
 上記二作に比べると女優陣が露出度高めで、エロティックな要素濃い目なのも、結果的には程好い「個性」になってた気がします。

 それと、主人公ノエミ(=若手)とクリスタル(=ベテラン)の関係に、何やらレズビアンな匂いが漂ってるのも、興味深いポイント。
 別れのキスの場面なんて、明らかに友情を越えた愛情というか「性愛」の匂いが感じられますし。
 しかもノエミが出会う男は最低な奴ばかりで、女性にだけ優しい眼差しが注がれてる作りなんですよね。
 この辺りの歪さは、オタク女子が描く「美男子だらけの同性愛世界」の性別逆転バージョンって感じにも思えました。
 本作に不思議な魅力を感じてしまうのって、案外この「男にとって都合の良いレズビアン世界」っぽさにあるのかも知れません。

 そんなこんなで、自分としては「女優陣の性的な魅力」「レズ要素」を好意的に捉えた訳だけど、それがそのまま「下品で低俗」「あざとくて幼稚」と欠点に感じる人もいるでしょうし、評価が分かれやすい映画だと思います。
 正直言って、脚本の筋運びも雑であり(女友達のモリーがノエミを許す流れが唐突、など)完成度という意味では、決して高くないですからね。
 ノエミが麻薬に手を出す場面や、クリスタルを階段で突き落とす場面を妙にアッサリ描いたりとか、監督の手腕にも疑問を抱いちゃう場面が多いです。

 それでも、自分としては「好き」か「嫌い」かと考えたら前者になっちゃうというか……
 なんか憎めない映画なんですよね。
 観客どころか、脚本家のジョー・エスターハスにすら自虐ネタにされ「アラン・スミシー・フィルム」(1998年)で笑いものにされてるのを観た時も(もっと自分の作品に愛情持ってやれよ)って思えて、寂しくなっちゃったくらい。

 その他にも、色んな映画で「最低の出来」と揶揄されてるし「ショーガール」ならどれだけ馬鹿にして笑っても構わないって扱い受けてるけど、ちゃんと良い所もあると思うんですよね。
 終盤、モリーを傷付けた男に復讐するノエミの姿には、スッとしたし……
 階段で突き落とされたクリスタルが、ノエミを責めようとせず「私も昔、同じ事をしたから」と淡々と語るのも、彼女が背負ってきたドラマを窺わせるものがあり、味わい深い場面でした。
 ヒッチハイクで始まり、ヒッチハイクで終わる構成も、綺麗でしたね。
 ノエミが出会った男の中では、この最初と最後に出会う「スーツケースを盗んだ男」が一番マシだったんじゃないかと思えちゃうのも、皮肉な魅力があって良かったです。

 本作を世間が絶賛してたら(そうかぁ?)とは思うけど、まぁ反発はしないだろうし、逆に嘲笑の対象にされてたら「そこまで悪くないだろ」と庇いたくなる。
 そんな距離感の、不思議な映画です。
ゆきさん [DVD(吹替)] 6点(2021-11-25 22:29:03)(良:1票)
6.ヨメさんの、もう観ることもないだろう数少ないレーザーディスクコレクションにこれがある(なぜこれなんだ?)。映画はこれと『ラストエンペラー』だけ(なぜこの組み合わせ?)。深夜テレビも含めて何度か見たことのある私はひたすら「なぜ?」を繰り返すのだが、好きなんだそうだ。でもわかる気もする。もともと舞台劇好きだから、ショービズの裏側ってのはそそられる題材なのかもしれない。それになによりもストーリーがシンプルで解かりやすい。そもそも彼女が映画をあまり好きではない理由の「ドンパチがイヤ」「恋愛ものは腹がたつ」「誰かが病気で死ぬとかかわいそうで見てられない」というこの3つを見事に外した映画でもある。つまりひねったストーリーやら安易な驚きや感動で観客に媚びた映画ではないということになる。裸は裸を売りにしたビジネス界のお話なんだからあって当たり前だしエロさは然程無い。うーん、なんでラジー賞なんだろう。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-07-25 11:38:04)(良:1票)
5.初観賞した時は「下品な映画」と思った。その後、監督の、反米体質でくだらないものを堂々とさらけだして皮肉る主旨を知り、下品さは確信犯だったと気付く。この作品は男尊女卑社会の低俗さを皮肉った作品と解釈しました。しょせん世界は男が支配している。女をモノ扱いして性欲の対象としか見ないくだらん男。登場するのもそんな奴らばかり。何ももたない女は彼等の手の平でもて遊ばれるだけ。ノエミとクリスタルの対決は、結局男が作った仕組みの中での事。最近の日本の●KBメンバーの投票システムみたいなもの。女同士を争わせて外から楽しむ支配者の男達。が、賢い女はそれに気付く。「女同士争うなんてバカみたい。そんな価値のある成功(男)かしら?」だからノエミもクリスタルもドロドロ争ったりしない。ノエミは男が作った「争いのシステムとその中にある成功」を「くっだらない」と切って捨て、たくましく歩いていく。かっこ良いではないか。この映画の真っ向からの皮肉を受け取る度量がハリウッドにないのが残念です(あれば、こういう映画作る必要なかったか?)
果月さん [DVD(字幕)] 6点(2010-11-16 14:36:00)
4.映画館で見たので大音量でズンズンと低音が効いていて、舞台シーンに迫力がありました。
大画面でのキラキラ衣装の印象も鮮烈でした。
だから好感もってるのかな?好きな映画です。
 ラジー賞を取った時には自分の見る目の無さに笑ってしまいました。
その記憶を温存する為に超大画面テレビを買うまでは、決してDVDで見たりはしません。
パターズさん [映画館(字幕)] 6点(2008-01-24 16:51:05)
3.コヨーテアグリーとかフラッシュダンスを期待したんですけど、スポーツマンシップが無く見ていて苦い、ビターな映画でした。そもそもあのショーはつまらないです。あんなショー見て楽しむ国の人たちの目は節穴ですな。レゲエな黒人男性が好感です。女性で好感持つ人はいなかったですが。
no_the_warさん 6点(2005-03-15 20:21:20)
2.中一くらいの時深夜テレビでたまたま見てびっくりした。えーテレビでこんなん映していいの?とか思った。うぶだったんだなぁ。でもこの映画そんなに嫌いではない。むしろ後になって酷評されていたのを知って驚いたくらい。その後もう一度見たが、やっぱりそんなにひどいとは思えなかった。女たちも綺麗だし。特にジーナガーションの顔が好き。
ショウガ焼きさん 6点(2004-06-12 18:44:44)
1.毒々しくって良かった(笑)まあ相当黒い映画だと思うけど、期待したほどエッチくない・・・カイルマクラクランはっきり言って別の役者で良かった・・・。どうしてもツインピークスとブルーベルベットの印象が拭えず・・
恥部@研さん 6点(2002-12-24 17:02:30)
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【点数情報】

Review人数 71人
平均点数 5.52点
022.82%
145.63%
268.45%
3811.27%
468.45%
568.45%
679.86%
71216.90%
81216.90%
945.63%
1045.63%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.33点 Review6人
3 鑑賞後の後味 7.83点 Review6人
4 音楽評価 8.16点 Review6人
5 感泣評価 6.40点 Review5人
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【ゴールデンラズベリー賞 情報】

1995年 16回
最低作品賞 受賞 
最低続編・リメイク賞 候補(ノミネート)「イヴの総て」と「The Lonely Lady」のリメイクとして
最低監督賞ポール・ヴァーホーヴェン受賞 
最低主演男優賞カイル・マクラクラン候補(ノミネート) 
最低主演女優賞エリザベス・バークレイ受賞 
最低助演男優賞ロバート・ダヴィ候補(ノミネート) 
最低助演女優賞ジーナ・ガーション候補(ノミネート) 
最低助演女優賞リン・トゥッチ候補(ノミネート) 
最低脚本賞ジョー・エスターハス受賞 
最低新人俳優賞エリザベス・バークレイ受賞 
最低主題歌賞デヴィッド・A・スチュワート受賞"Walk Into The Wind"

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