カルメンという名の女のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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カルメンという名の女

[カルメントイウナノオンナ]
Prenom Carmen
(First Name: Carmen)
1983年スイス上映時間:85分
平均点:5.12 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
ドラマ犯罪ものロマンス
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タイトル情報更新(2011-11-14)【みんな嫌い】さん
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監督ジャン=リュック・ゴダール
キャストジャン=リュック・ゴダール(男優)Uncle Jean
マルーシュカ・デートメルス(女優)カルメン
ミリアム・ルーセル(女優)Claire
撮影ラウール・クタール
製作アラン・サルド
配給フランス映画社
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1.光線の美しさ、女の顔に横から当たるときのギリシャ的端正さ、病室の明かりが消されてゴダールがシルエットになるとこ、ラスト近くの薄黄色い光の中でのラヴシーン、など。『パッション』が古典絵画をベースに作られた作品だとすれば、こちらは古典音楽、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の中期以降を順に追っている。9番の2楽章で始まり、10番、とんで14番の終楽章に入るあたり。さかんに波打ちぎわをやってたところ。15番の3楽章、4楽章はホセが逮捕されて車に入れられたとこだったか。こう番号順に律儀に進んでいく。16番でラストの襲撃。ゴダールとベートーヴェンの四重奏の組み合わせって、後にロメールの『獅子座』でも目撃することになる(日本で公開されたのはロメールの方が後なので)。映画の中に登場したゴダールは、レコードの針を戻しながら15番の2楽章の中間部を繰り返し聴いていた。監督ロメールの指示というより、そうしているゴダールをスケッチしたって感じ。ベートーヴェンになにかの意味を考えるより、ただ単純に好きってことなんだろう。古典と言っても「古典派」と言えるのは、『カルメン…』に使用されなかった初期の1~6番で、音楽史的には革命期、後期の作品には20世紀音楽を予告するような響きさえある。そこらへんの古典を打ち破る姿勢が、ゴダール好きなんじゃないか。というわけで、どうも音楽と光にばかり気を取られて、この『カルメン…』鑑賞、映画体験と言えるのかどうか。夕もやにかすむ海、船。あれなんかフランス絵画ですなあ。古典を解体しているようで、ああいう古典そのままの美しさも肯定しているようなあたり、なんかゴ氏の加齢による「しみじみ」気分を感じた作品でした。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2010-04-10 12:07:09)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 5.12点
000.00%
100.00%
200.00%
3112.50%
4112.50%
5450.00%
6112.50%
700.00%
8112.50%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 0.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review2人
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